60代からの作文ドリル(振り返り1)
2024年7月26日に投稿した次の記事を元に、作文ドリルを始め、取り組んできました。
この作文ドリルは、生成AIを用いて作成し設定した40個の問題に対して、作文するという内容でした。
勢いで設定した40個の問題は、ちょっと辛いかなと思いつつ、2024年7月27日から1問目に取り組み、47日経過した9月11日に無事40問目を終了する事ができました。
問題の内容によっては、前準備などを必要とし2日間にまたがり作成していましたが、基本的に途切れる事なくクリアできた事は、ささやかな達成感を得る事ができました。
作文ドリルを始めたきっかけは「60代になっても作文力は、鍛えられるのか?」と言う疑問です。そして、今回「基本的な作文能力を鍛えたい」と言う目的のもとにドリルを始めました。
成果はどうだったか
まずは、「作文の書き方がどれだけ良くなったのか?」と言う観点に対しては、多少は良くなっているかもしれませんが、残念ながら、目に見えて良くなって来たと言う自覚は得られませんでした。
今回の作文ドリルへの取り組みでは、下書きした作文のレビューと評価を、生成AI(ChatGPT)を利用して行っていました。
生成AI(ChatGPT)を利用したレビューと評価自体は、納得のいく指摘が多く参考にして、作文へもフィードバックを行っていました。特に、作文全体の構成や、内容の掘り下げレベルのバランスなどの指摘は、大いに参考にさせてもらい作文自体を改善できたと感じます。
しかし、それは、作文が改善されたのであって、私の作文能力が改善されたかどうかについては、残念ながら自覚するレベルではありません。今回のドリルが高々40問しかなかったので、今後、新たなドリルや実践を何百回、何千回も繰り返して初めて、2024年7月時点より良くなったと感じられるようになるかも知れません。
「作文の書き方」以外の成果はどうだったか
今回の取り組みの当初の目的は、「作文の書き方」の能力を鍛える事でしたが、実際に取り組んでみた結果、「作文の書き方」以外に数多くの成果を得ることができました。
・古い過去の記憶の振り返りの機会
古い過去の失敗や成功などの体験や、過去に考えていた事を改めて呼び起こし、鮮明化する中で、そこから学んだ教訓やアイデアを再認識できたこと。いわゆる振り返りを行えたこと。
・公開できる範囲を考える機会
noteのサービスを利用して公開できる内容と、公開できない内容の境界を考える機会となりました。まずは、公にできないプライベートな内容か、プライベートな観点で誤解されるリスクのある内容かを考えること。公に伝えたい事であっても職務上に関する内容で伝えられないこと、一般的な内容であってもタブーな領域や誤解されやすいリスクのある内容かを考え、公開するかどうかを判断し、その過程で未公開のままにしている記事もありました。
・基礎的な能力の視点を考える機会
作文ドリルのきっかけとなった「小学生からのプログラミング教育について」の検討の中で、プログラミング教育の前に重要な基礎的な能力は何かを深く掘り下げて考える機会になりました。
当初は、プログラミング教育より「国語、特に作文能力(思考力)を付けるための教育」が必要であると主張していましたが、現時点では、メンタリティ、メタリテラシー、エンパシー、レジリエンスの観点での考え方へ展開しています。
まとめ
以上のことから今回の取り組みでは、「作文の書き方」の能力向上よりも、作文を行うことで得られた事の成果が大きく、それらの成果を今後の自分の活動へと繋げ、活かして行きたいと考えています。