婚活では会話が命よって言っている本当に怖い理由と仮交際から成婚までのポイント
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さてさて、本日のおはなしです。
婚活では、会話ありきだよ、というお話をいつもしています。お互いのことを知ったり考えを理解し合うために、心を通わせるための基本だからなのですが、じつはもっと深い理由があるんですよね。
それがわかるのが、真剣交際直前と真剣交際から成婚までの時間なのですが、そこまで順調でスピード婚かも!というカップルほど、かんたんに破局してしまうんです。順調だね、スムーズでよかったね、っていていたのにえ?急にどうした?!って仲人もびっくりするケースがまあまああります。
パターンとしては、おおよそ3つあって、話すことを話さない。話したことがはて?となる。話した結果結婚は無理だねとなって交際終了。
当たり前と言えば当たり前なことばかりなんですが、婚活中のひとは自分はどうだろう?と思いながら読んでもらえるといいかなと思います。もしも、あれ?と思ったらすぐに改善たほうがいいですよ。
ひとつめは、話さなきゃいけないことを話していないために、後から大事な問題がわかって成婚間際で交際終了するケース。え?!そうだったの?ってなる。
もうひとつは、話しているけれど正直じゃない場合。
仲良くなってから実は・・・と話せば何とかなるんじゃないかという、後だしされて「えっ?!どういう事?」ってなるケース。真剣交際や成婚間際になって、相手の気持ちが高まっていれば自分の思い通りにしてくれるだろう、というね、ずるい。
そして、それぞれの考えや希望を正直に伝えたうえで、大きな譲れない差異があった、違いを受け入れられない、歩み寄りや理解し合おうという姿勢がないなど、話し合いができないので結婚生活は無理と判断するケース。
結婚観や家庭像や人生設計など、未来の話をしたときに生じます。
こだわりがないという人でも、結婚が現実になったときに家計や住まいをどうするか、子どものことや仕事などひとつひとつ話していくと、じつは自分の考えがしっかりあって、しかも自分の考えは世の中の常識だから相手も同じ考えのはずと思い込んでいたりする。
すると、相手の気持ちや希望を聞いたときに、自分の価値観を押し通そうとしたり逆に後戻りできないところで押し込んだ方が得策と考える人もいます。逆に、違和感を感じても、たいしたことじゃないからまあいいか、と譲ってしまう人も男女どちらにもいて、小さな違和感や我慢は、結婚生活のなかでだんだん大きく膨らんで、どうしようもできない事になりがちです。
婚活では、会話がとても大事というのは、お互いを知り心を通わせた先に、結婚生活というふたりでやっていく創造作業があるからなんです。単純にどちらかが譲ったり、我慢したり、意見の真ん中を選択しても、幸せな結婚生活にはなりません。それぞれの違いを尊重して、個性や価値観をもちよって新しいふたりの暮らしを生み出していくことなんです。結婚生活は、建築に似ていて、何もないところを地ならしして土台をつくり、柱を立てて屋根や壁をつくり家を形作る。温かい家が良ければ断熱材を入れたり、壁はあなたが塗ってね私はクロスを張るわ、というように協業する。なんとなくわかるかな?
だから、会話できる相手であることが大事なんですよね。
結婚観、将来像、お互いの人生観、ちゃんと話しましょうというのはそういう理由です。
ふたりの未来の設計図を、いっしょに考えて二人にとっての心地よさを相談できること。会話の先の対話ができる相手と結婚はして欲しいなと思います。
私自身が、長い結婚生活の経験からそう思うからなんですね。もともと、言いたいことが言えない人だった私は、言ってもわかってもらえないだろう、そのうち何とかなるだろうと、正直に素直に話すことから結婚当初は逃げていたことがあります。表面上は仲良し夫婦でも、じつは深いところで繋がり切れていなかったのですね。
そのことに気づいた時から、わたしは考えていることやパートナーにどうして欲しいと思っているのか、将来こんなことをしたいんだよね、など、素直な言葉で正直に丁寧に伝えようと決めて努力してきました。
はじめて私が、自分の将来像を伝えた時の、夫のほっとしたような表情は忘れられません。私は自営業で生涯現役でいられますが夫はサラリーマンですから定年があります。私はずっと接客やサービス業で、夫とは休日もバラバラでした。それでも、夫は何も言わないのでわかってくれている。と私は勝手に思い込んでいたのです。
いまは、これからどんな風に仕事をしたいとか、こんなこともしてみたいなど未来のことほどたくさん話すようにしています。もちろん、意見が違う事もたくさんあるし否定的なこともありますが、対話を重ねていくうちにもっとよいアイディアが生まれたり実現に近づくこともあるし、時には危険を回避できたことだってあります。
違いはわかり合いつつふたりの世界を新たに作れるか、話し合いができるか。違いはあっても、ふたりが納得感をもって新しい世界を運営できるかどうか。そこが結婚生活にとって、いちばん大事なことではないかしら?
お見合いや仮交際初期で、好きかも、いいかも、気が合うしうまくいくかも、ってなると面倒な話をして嫌われたくない、なんとかなる、と後回しにしない方がいいですね。
真剣交際に入るまえ、遅くても真剣交際に入ったらしっかり話しましょう。
成婚してからゆっくりやればいいと思うかもですが、仲人のサポートがある間に話しておけば、むしろそのあとは相手の親に会ったり手順通りにすすめられます。
仮交際に入って、何でも話せるな相手も自分も前向きだなと感じたら、早めに大事な話もしていきましょう。
「少し早いかもしれないけれど、どんなふうに考えているか将来像など、○○さんの考えを聞かせて。」「例えば、結婚後はどのあたりに住みたいとか考えてたら聞かせて?」など、少しずつでもいいので、ちゃんと話すことが大事です。
相手の気持ちや考えを聞いて、いまの自分の気持ちや考えも正直に話す。女性に多いけれど、相手が望むであろう答えをこういう答えがいいんでしょ。という言葉に変換して話す人がいますが、そういう人は決めた後で、何か嫌だ、そうじゃない。と言ってきます。だったら、最初から正直に、いまはこう考えているんだけど?とはぐらかしたり別の言葉で言わずに、素直な言葉で話しましょう。
これね、結婚生活ではものすごく大事なの。生活だから、いろんなことがあります。そういうときに、どれだけ相手と誠実に素直に向き合えるかだと思うんです。開き合うことができるか。
話し合いができる人が良い、という人いますが、そうではないんです。話し合い=議論ではないです。ロジカルで会話力があるからいいな、と思ったのに持論を展開して論破しようとする、モラ臭い男女が最近は多いです。
結婚に大切なのは、安心して安全に対話ができること。これがいちばん大事なんです。
めんどうな話や深い話を、そらさずにできる関係をつくれたら、何があっても乗り越えていけるんじゃないでしょうか?すぐにはむずかしくても、それをしていけそうか、話してみなければわかりませんよ。