療養中に考えていた反省と今後について
こんにちは、えんぴちです。
過去、株式会社サンリオエンターテイメント様をはじめ非公開案件含め、VRアート関連のお仕事をさせていただきました。
VRアートを描き始めて6年目、突如発生した約2ヵ月の療養期間。他の創作活動はできるのに、VRアートはなぜか描けず…。療養を通して気付いた反省とわかってきた自分の特性。療養中に考えていたことをつらつら書いていきます。
前回書いた記事があまりにも長くなったので、分けた後半記事になります。
■前半部分はこちら。療養中に制作したVRアートを使ったMVがあります。初めてのDTM・ボカロに挑戦!るりるらfeat.初音ミク
そもそも休むのが下手くそでした
【意図的にお休みを設けること】
以前のnoteで書かせていただきましたが、病院で自分の疲れに対する鈍麻があることがわかりました。自分で自分の疲れ具合に気付かないんですね。
ですので、大きな案件をいただいたら完了後に、意図的にお休みを取ろうと考えています。期間は体調と相談して決めていきます。以前は案件の合間にも関連イベントがあったら、基本は参加して制作に明け暮れていました。その参加頻度を下げようと思っています。
まずは知っていただきたいので、露出を増やしたいのが本音なのですが…長く描いていきたいので今まで以上に、マイペースにやっていくことを大切にしたいです。他の方ができることも、私はできないということがあります。それを認めてできることをやっていかないとですね。
【各所への連絡】
数ヶ月にわたる不調になると思っていなかったので、思い返すと関係各所にお休みをお伝えするのが遅くなってしまった、といった反省があります。
ただ、今回のような不調の場合、文字情報を見ると眩暈がしてしまっていたため、メールが開けませんでした。長文は恐らく打てなかったろうと思います。各所に個別連絡がベストなのですが、それが難しいのであれば、せめてTwitterで短文でもお休みする旨をすぐ発信すればよかったなと思いました。
連絡しようとしていたら回復を迎え、受注を断るフェーズが終わっていた、というパターンもありました。今回は問題になりませんでしたが、クライアント様からご依頼をいただいて私が動けないことをそのタイミングで知るというのも、果たしていいのか…。お互いに良い関係を築いていくということを考えるならば、こちらから事前に受注をお休みする旨をご連絡させていただくのがいいのだろうと今は思います。
関係各所の皆様、ご連絡が遅くなってしまい誠に申し訳ございませんでした。まずは、こうならないように自己管理をすること、もし受注が難しい状態になってしまったら速やかに連絡することを心がけます。
描き続けるために、活動資金を稼がなきゃ…!
案件以外での収入を考えてみる
今回の長い体調不良の原因は、去年VRアートお仕事を頑張り過ぎた反動+バイトの人間関係が影響しています。
実はここで、約3年ほど続けていたバイトを辞めました。パンの配送倉庫での深夜作業で、製造工場から届いたパンをお得意様宛にその日の必要な種類と数量を仕分けたり、付随するPC業務が主でした。
過去のバイトの中では自分に業務内容が合っていたので悔しい部分もあったのですが、長いこと先輩スタッフさんからの嫌がらせを受け、人間関係も微妙になってきていたので、この機会に辞めることにしました。優しい方もたくさんいらっしゃったのですが…組織の中で働くことの自分が持つ困難さを改めて感じました。組織で働いている方、本当に尊敬します…それって本当にすごいことですよ…。
さて現状、VRアート案件以外の収入がゼロになりました。バイトを続けながら活動規模を拡大していくのが理想だったのですが、続けていても、頑張った反動で療養期間が長引いただけでしょうし、ここはスパッと辞めました。コマンドは『⇒命大事に』
ですが現実問題、我が家は基本的に自分の活動資金は自分で稼ぐ方針ですので、この状況はなかなか厳しい状態なのです。そして今回の療養を通して、いよいよ自分は組織の中で働くとことが苦手なのだという事実と向き合わねばならなくなりました。スキマバイトも考えましたが、たまにはアリでも恐らく長続きはしないでしょう。仕事に対する価値観や取り組み方の再設計が必要そうです。
短期的展望としては、案件の合間にも収入を得られる方法を考えることにしました。作品販売系か、レッスン系か、その他か…ただいま絶賛検討中です。
中期的には、案件数をゆるやかに増やすこと。
長期的には、以前同様、色々な場所に行ってその場所の空気を感じながら、作品制作をして収入に繋げていくこと。
既に起こっていましたが、これらはクロスオーバーしながら規模が大きくなっていくだろうと考えています。ま、正直、不確定要素が多すぎて上のように決めておくのに意味あるのかな?とも思いますね(笑)あくまで指針くらいにしておきます。
なにはともあれ大前提は『しっかり体調を考慮すること』です。
関係あるようで無いような話なんですが、描き続けていくためにはお金も必要と思いつつ、同時に、お金無くても描き続けることはできるなぁ…とも思っていたりします。人間は矛盾だらけですね。
自分はずっと創作していたい、というのがあります。お金持ちでは決してないけれど、なりたい自分像は既に叶っている、ということもいえるわけです。既に私は幸せです。でも、まだやりたいことがあります。欲深いかもしれませんが、今既に持っているものをしっかりと感じながら進んでいきたいものですね。人間は結構簡単に忘れるので。改めて肝に銘じます。
あえて自分のニッチさを考えてみる
前々から薄々感づいてはいましたが、自分の画風がどうもニッチな方面なんですよね。主人にも言われます(笑)抽象的ですし、決してメインストリームではないと思っています。かといって、メインストリームに寄せたらオリジナリティが無くなってメンタル的に苦しくなってしまい、結果体調を崩した経験が既にありまして…こう考えると、自分に合わないとメンタルに来て結果体調不良で動けなくなるパターンが多いですね。
また、自分としては人気のモチーフジャンルは明確に答えは出ているのですが、そこに寄せていく方向は意図的にとっていません。たまには描くかもしれませんが…ずっとだとどうも疲れていっちゃうみたいなんです。少なくとも今は。慣れるってことがあるのでしょうか。我ながら難儀なもんです。
あと、いかんせんVRアート自体がまだまだニッチなのは否めませんね。やってみると楽しいんですけどね~。VR自体、数年前と比べたら参入ハードルはだいぶ低くなりましたが、主にVRゴーグルなどの準備や価格面でまだまだ難しい、よくわからないというのは相変わらず感じます。一時期、家電量販店で見かるようになっていたVRゴーグルも、最近は近所の店舗であまり見かけなくなっているのが悲しいところです。いまいち売れなかったのだろうなぁ(遠い目)
私はVRアートを描き始めて今年で6年目です。まだ6年とも言えますので、それしかいなくてお前何言ってるんだ?と言われかねないことを書きますと、ずっとその業界にいると、内輪的にどうしてもなっていく傾向があります。それ故の心地よさもまたあるんですけどね。優しく穏やかな方も多いです。まだまだ小さな業界の暗黙の正解や~べき論に苦しくなってくるといいますか…自分が勝手に感じているだけの可能性も大いにあります。自分が感じている窮屈さは幻かもしれません。ただ、その界隈だけの正解を求め過ぎず、広い視野は常に持っていたいものです。自分が驕らないためにも。そして状況が2、3年で大きく変わるのもこの業界の特徴のように思います。変化のスピードが速いです。人も、技術も。
人間関係しかり画風しかり、もっと柔軟性があればもう少し楽に生きられたかもしれませんが、それをしようとして体調を崩してきました。敏感過ぎるのも困りものですね。あと、義務感が強すぎると続かない、楽しいが無いと私は難しくなっていきます。これはもう…独自の隙間産業を見つけていく方向になっていく気もしますね(;^ω^)
…さてどうなっていくことやら。ここしばらく考えていたことををつらつら書かせていただきました。今回はこのへんで。
長いのに読んでいただき、ありがとうございました。またぼちぼちやっていきます。
では、また。
■記事の前半部分はこちら。
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