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たまの言い訳は、いいわけなく無い。

小さい頃から、自分が何かミスをしてしまった時や逃げてしまった時、言い訳だけはするものかと心に決めていた。どんなに怒られようとも、自分の過失であるならば、面と向かって相手の感情を受け止めるべきだと思っていた。

時には人以外が原因で言い訳を作りたくなる時がある。ちょっと前まで、それは自分にとっては逃げだと思っていた。例えば、微熱が出ている時。同僚は「ゆっくり休んで」というけれど、自分が休んでいる間に確実に周りには迷惑をかけていると思うと、100%安心してゆっくりできなかった。

だが、今一緒に働いている向さん(@m___hal)のこの記事を読んで、時には人以外の誰かのせいにして、逃げてもいいんだと思えるようになった。

低気圧は眠気や関節の痛み、頭痛などを引き起こす。しかも、我慢しようと思えば我慢してしまえるレベルで。最近まで僕は低気圧とは無縁の人間だと思っていた。なんか落ち込んでいる時は、仕事がうまくいかなかったり、ちょっとしたストレスが溜まっているせいで、別に気圧のせいではないだろうと思っていた。

今の職場に来てから、気圧の話がちょいちょい上がるので、興味半分で気圧の状態を知ることができる「頭痛ーる」というアプリを先週から入れてみた。驚いたことに、僕もかなり気圧の影響を受けやすい体質だった。それを感じたのは先週の月曜日。どうも仕事がうまくいかず、いつもより細かいことでイライラしやすいしやすかった。体はだるいし、メンタル的にも良くないと感じていた。まさか気圧のせいじゃないだろうと思い、「頭痛ーる」を見てみると、見事に爆弾低気圧だった。

いやいや、それは低気圧の日と仕事が上手くいかなかった日が重なっただけでしょ。とツッコミが入るかもしれない。それはその通りだ。低気圧の日がいつもテンションだだ下がりなわけでもないし、上手くいかないことが積み重なると気圧関係なくメンタルがやられる時もある。低気圧と自分の体調が絶対影響している論理的証拠はない。

だけど、低気圧のせいにすることはいけないことなんだろうか。自分の調子が悪いことを、「こんな仕事もできないなんて。。。」と自分のせいにして抱え込むよりは、「今日は低気圧だからな。さっさと寝て明日頑張ろう。明日はきっと調子いいはず」と言い訳してしまった方が、結果として余裕が持てると思う。

言い訳の対象は低気圧じゃ無くても良い。どうしようも無い気持ちのやり場を、ポイと放り投げられる心のゴミ箱みたいなものを作っておくことは、頑張り屋さんほど大事だと思う。それを誰かから「言い訳」と責められたとしても。

真面目に頑張る人ほど、「言い訳」は嫌いだと思う。だけど、小さい無理を続けていると、ストレスは金属疲労のように溜まって、ある日突然ポキリと心を折ってしまう。そうなってからでは遅いのだ。一日を犠牲にしてでも、未来の数日を守るべきだ。

この記事を書いている2/19は低気圧。どうりでなかなか仕事が上手く進まないわけだ。それが偽りだとしても、たまにはそうやって逃げてしまうのも、良いのでは無いかと思うのだ。


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