【本質】「かわいそう」を気軽に使わない
私は、これを言う人が好きではない。
本人は寄り添っているつもりかもしれないが、実際にはそこに上下関係を生み出し、相手を自分の価値観のもとで惨めなものに仕立て上げることになりかねないからだ。
A「◯◯(部署)から移ることになったんだ」
B「え!かわいそう!」
こんな状況を考える。
Aはただ事実を報告しただけなのに、Bはそれを「かわいそう」と評価している。
これは、紛れもなく、BからAに対する、「私だったら辛いことだし、マイナスなものであるから、あなたにとってもそうよね」という思いの表れである。
相手は、それを悲観的に捉えているのか。
それは本当にネガティブなことなのか。
「かわいそう」を使う人は、物事を前向きに捉える脳がないのだろうなと気の毒に思う。