9月 私的ダニ戦記
あぁ誰もこんな話聞きたくないかもしれないけれど、9月はダニに悩まされていた。昨年夏はGに遭遇して1年間G対策に励み続けたおかげで今年はまったくGを見かけない。見かけないということはいないも同じ。しかしダニ、Dである。
Dには夏前から悩まされていた。1日で脚に3つくらい、だいたい週4で刺される。(正しくはは刺されるんじゃなくて“噛まれる”かな)刺されると4-5日はかゆみがぶり返す。だからずっと体のどこか(私の場合は脚)がかゆい。ドラッグストアで買えるステロイド入りのかゆみ止めを塗ってしのぐ→かゆくなる→薬でしのぐ→別のところを刺される の繰り返しである。暖かい時期に虫刺されがあれば蚊を疑う。私も最初は蚊だと思っていた。というか蚊であってほしい、たまたま蚊に刺されたんだ、Dがいることを認めたくなかった。しかしかゆみがつらすぎるし蚊が刺さなそうな所とタイミングでかゆくなるから「蚊 ダニ 違い」なんてキーワードで調べて、あぁこれは完全にD...KaじゃなくてD...と観念した。
Dが(ほぼ)目に見えないというのは厄介だ。どこにいるのわからないから、数々の対策が空振りに終わった。
我が家の状況
リビングは大きなカーペットを敷いてちゃぶ台を置いて座って過ごすスタイル。布張りソファと私専用座椅子もある。リビングでDが好みそうな場所はカーペット・ソファ・座椅子。
寝室は和室にシングル布団を2枚敷いている。私と夫の2枚で、5歳の息子は8:2の割合で私の布団で一緒に寝ている。畳も布団が怪しい。
刺されの状況
圧倒的に私の左ふくらはぎに刺されが集中していた。たまに右ふくらはぎや内腿。ごくたまに息子の脚やお腹。夫も虫刺されをかゆそうにしていることがあったが、蚊なのかDなのかわからない。
対策
1.ダニ捕りマット
6月に”刺され”が発生して、すぐに私の布団と居間のカーペットにダニ捕りマットを設置した。Amazonで調べてメーカーサイトを読んで、Dを寄せ付けないタイプではなくDを捕獲して死滅させるタイプのものにした。(ちょっとお高い)
設置後2ヶ月は効果が続いて被害はなく、Dの存在を忘れかけていた8月の終わりにまた刺されるようになってしまった。商品の有効期限は3ヶ月とあったので、威力が弱まってきたのかと思いマットを交換した。それでも刺され続けるので、ほかの対策も始めることとなる。(このマット、6月~の設置では効果が感じられたけれど、8月~は効いていたのかよく分からない。しかしお守りのように来年のDシーズンまで設置して、来年は被害が出るかどうかで評価したい。)
2.座椅子
私のふくらはぎばかりが刺されることから、私だけが使っている座椅子にDがいるのではと推測した。座椅子の上であぐらをかくと、ちょうどふくらはぎが座椅子に接触する。息子を妊娠した時に買ったので6年も使っているし、これを機に買い替えることにした。この時は犯人が座椅子で、座椅子さえ買い替えればDから解放されると信じていた。なのでニュー座椅子になっても刺されて絶望した。
3.デニムの洗濯
私の脚ばかり…私の脚ばかり…う~ん…ズボン!デニム2本を合わせて週6で履いているから~たまにしか洗わないから~ズボン洗ったらオールオッケーでしょ!!!
→スカートをはいても虫刺されは増えるし洗ったデニムを履いても虫刺されは増える。
4.布団を洗う、ダニアースレッド
私の布団は畳に直置きでこんな感じ。ここに息子と2人で寝ている。
あぁこんな図まで作って自分でも呆れている。
敷布団カバーに入った敷布団。厚めのシーツパッド(天気のいい日に洗う)。頭側上半分に薄いシーツ(毎日洗う)。薄いシーツは息子が赤ちゃんの時に使っていた aden+anais のおくるみで、赤ちゃんを卒業した後も寝汗対策で毎日敷いている。今もルーティーンで敷き続けている(結果としてこれが息子をDから守っていてくれた)。
やはり犯人は布団だと気が付いたのは昼寝をしたからだ。昼寝なので薄いシーツなしで、夜とは違ううつぶせ寝をしたら、その6時間後に太ももの前のほうが虫刺されで赤くかゆくなった。Dである。一緒に昼寝をした息子も同じタイミングで脚がかゆくなっていた。
犯人は布団かシーツパッドまたは両方で決まり。息子はだいたい薄シーツの範囲で寝ている。薄いシーツが私の上半身と息子をダニからかろうじて守っていてくれたのだと気づく。私の倍の時間を布団の上で寝ている息子よりも、私のほうが刺される理由がわかった。
よくよく振り返ればそうなのだ。左のふくらはぎに”刺され”が集中するのは、私が左向きに寝て左ふくらはぎが布団に接しているから。息子がたまに刺されるのは、寝相が悪くて薄シーツが無いゾーンに移動することがあるから。夫は私の布団を使わない。
しかし、敷布団はとっくにコインランドリーで洗っている。布団乾燥機のD対策コースも実行した。シーツパッドもDが気になり始めてから2回は洗った。もちろんタオルケットも定期的に洗っている。
洗うだけじゃ、ダメなの???足りない???
私は焦っていた。なぜならコロナワクチン接種の2回目が迫っていて、Dがいる布団では心置きなく療養できないからだ。
私は戦いを終わらせるべく、息子の幼稚園の長い長い夏休みが明けるとすぐ寝室用のアースレッドをすることにした。布団を置いたままプシューッとでする。外した敷布団カバーとシーツパッドとタオルケットはアリエールの防ダニ洗剤で洗い、念のためコインランドリーの乾燥機で熱をあてて乾かした。アースレッドの後は換気をして布団と畳を丁寧に掃除機をかけた。
結果
アースレッドから1週間。あれからD刺されは発生していない。やはり薬剤散布が最強なのか?もしかすると防ダニアリエールが防いでくれているのかもしれない。とにかく布団と寝室がDのもとで、今後の対策と戦い方が分かった。
近所のドラッグストアには大容量詰め替え用しかなくて泣いた。あと、アリエールはもっと香りを控えめにしてほしい。
洗えないカーペットに使う目的で前から持っていた。これをシーツパッドにかけると確かにその日は刺されない。根本解決はしないので一時的なヘルプとして良し。
こんなに対策をするくらいなら、安い敷布団を買い替えたほうが安上がりで快適なのかもしれない。事実私が使っている敷布団は量産品で1万円しないもので、今回のD対策にかかった費用と労力を考えれば買い替えたほうがお得。でもなんとなくもったいない気持ちが勝って、(座椅子は寿命を感じてこれを機に買い替えたけれど)ほいほい捨てて新しいものを買う罪悪感があってだらだらと戦い続けてしまった。そのせいで香りのきつい洗剤を使ったり環境に良いとは言えない殺虫成分を振りまく結果になって、生活って難しいなぁと思った。