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【Weekly SELECK】採用はカルチャーフィットを超えた、カルチャー○○の時代へ

みなさま、こんにちは!SELECK編集部の榎本です。
5月はGWがあるので、あっという間に通り過ぎていくような感じがします。

5月25日は、私たちが運営するWebメディア「SELECK」の誕生日でした🎉 
いつも記事を読んでくださる読者の皆さま、取材にご協力いただいている企業の皆さま、本当にありがとうございます。

今年SELECKは8年目。私自身はここ数年でジョインしましたが、立ち上げから携わっている編集長は本当にすごい。メディアの運営って胆力がいるので、みんなで力を合わせてこれからも良い記事をお届けしたいと思います!

それでは、本日も「Weekly SELECK」をお届けします🙌

「Weekly SELECK」とは…
デジタル人材のためのメディア「SELECK」編集部の「週報」です。
担当記事へのコメント、記事中に出てきたワードの解説など、そのときどきの旬の話題を編集部メンバーが持ち回りでお届けします!

今回は5月25日(水)、26日(木)にお届けした下記2本の記事について、取材後記という形でご紹介させていただきます!

カルチャーフィットではなく「アド(add)」。急成長ユニコーン企業Tractableの採用戦略

スプシ依存による人的エラーをゼロに。マネーフォワード クラウドStoreのオペレーション改革


採用シーンで注目され始めた「カルチャーアド(Culture add)」について

近年、新たな採用の観点として「カルチャーアド」についての話題が増えつつあるのをご存知でしょうか?

採用時に、当然のごとく候補者の「カルチャーフィット」を重視される企業は多いと思いますが、それを超えた「アド(add)」として、組織に新たな風を生み出してくれるような人材の採用を重視する企業が今後さらに増えていくと思われます。

おそらく海外ではもっと早くからこの考え方が広まっていて、Googleに関する書籍では2018年にカルチャーアドについて触れられています。

世界最高のチーム I グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法
ピョートル・フェリクス・グジバチ (著)

そこでは、ビジネス環境の変化のスピードが速いこの時代には、既存の社風にあった人材だけを採用するのではなく、カルチャーアドの観点で何かを生み出してくれるような人材を積極的に採用していくことで、強く・柔軟な企業へと成長していくことができるといった内容が語られています。

今回、カルチャーアドを軸に取材させていただいたロンドン発のAIスタートアップ「Tractable(トラクタブル)社」は、昨年新たなユニコーン企業となり世界中から注目を集めていますが、日本国内での露出はこれから。
同社のユニークな採用戦略に着目して、いち早くSELECKでの取材にご協力いただきました。インタビュイーは、笑顔の素敵な外国籍のケシャさん・アイリーさんのおふたりです^^

お話を伺うと、採用におけるカルチャーアドの観点はもちろんのこと、ダイバーシティな文化を非常に重視されていて。年齢や性別だけでなく、候補者のキャラクターや、出身業界や企業さえも極力被ることのないように、徹底して多様化に注力されていました。

記事本編では記載できませんでしたが、実際にカルチャーアドを発揮されている方々の事例もお伺いして個人的に解釈したのは、「カルチャーアド」って既存メンバーと被らない壮大な"何か"を持っていないといけないわけではなくて、「その人らしさ」を会社で思う存分発揮できればOKなのかなということです。

というのも、人の持つ性格や雰囲気や興味などはバラバラで、全く同じ人は存在しないから。でも、元々の組織文化がある程度固定化されていると、雰囲気を読んで、自分の発言や態度も周りに合わせてしまいますよね。

なので、そもそも持っているメンバーそれぞれの個性を、きちんと発揮できる組織風土であれば、自然とカルチャーアドに繋がっていくのではないかなと思っています。そういう点でも、同社は自分らしさを発揮できる風土づくりにも注力されていて、本当に一貫していらっしゃるなぁと感心してばかりでした。

インタビュイーのケシャさんも、このようにおっしゃっていました💡

私が来日した当時は、「郷に入っては郷に従え」ということわざを強く意識していましたが、これが現代のビジネス社会に合っているのかと言ったら、そうではないように思っていて。

もし自分らしさを表に出すことができなければ、組織における心理的安全性は確実に低下します。周りに気を遣うことでストレスも溜まり疲れるので、結果的に会社全体のプロダクティビティが下がることに繋がるんですよね。

そして、記事には載せられなかったけど、個人的に印象的だったケシャさんのエピソードもご紹介させてください。

僕が前職で入社したばかりの頃に、偶然にもその会社に知り合いの女性がいて。彼女の誕生日にオフィスで花束をプレゼントしたんです。

その当時は30人規模のオフィスで、みんなからその光景が見える環境だったので、実はそれを見た人たちからすごくバッシングされてしまって。なぜかと言うと「ケシャは採用や人事の担当者で、人事=会社なので、会社として誰か1人に花束をあげるのはどうなのか」ということなんですね。

それに納得する部分がありつつも少し凹んでいた時に、社長からメッセージが来て。 「ケシャの行動に感動した。厳しい意見もあったと聞いているけど、そういうカルチャーを貫いてほしい」と言ってくれたんです。

その時にすごく心理的安全性があると感じたのと、会社からのサポートの重要性を実感したので、その経験を忘れずに今もメンバーには「自分らしくやってくださいね」と伝えています。

(※上記は取材音源を元に、編集させていただいています)

私がこれまで経験した複数社でも、「みんな平等」の国民性からか同じような状況を目の当たりにしたことがありますし、社長が認めて支援してくれたというこのエピソードが、私はとても好きです。

この他にもTractableさんのゲーム形式のワークショップがとてもユニークで詳しくご紹介しているので、ぜひ記事本編をご覧いただけたらと思います!

ワークショップのイメージ図(内容は記事本編にて)

そして、もう1つの記事は、マネーフォワード クラウドStoreさんでのHubSpot新製品「Operations Hub」の導入事例です💡こちらはHubSpot社のスポンサード記事として、編集長舟迫より取材させていただきました^^

従来のHubSpotをお使いの企業は多いと思いますが、その新製品に興味を持っていらっしゃる方に向けて、実際に導入された時の体験談やその機能の特長・組織へのインパクトなどについてお伺いしています。

私も取材に同席させていただいたのですが、以前営業職に就いていた時は、スプレッドシートや自社オリジナルのシステムで数値管理をしていて、1発で見たい数値をグラフ化してくれるような機能はなく。大手だけど数値管理はアナログだな〜(小さい声)なんて感じていたのを思い出しました^^;

それくらい、カスタマイズ製も高く「当時欲しかった!」機能がたくさん詰まっていて、羨ましい思いでお話を伺っていました。

HubSpotのダッシュボードでさまざまな数字を可視化!

こちらも詳しい内容はぜひ記事本編でご覧いただけたらと思います^^


さいごに。冒頭でSELECK7周年のお話をしましたが、この「SELECK編集部マガジン」も今年の春で3年目を迎えました。

気づくと100記事を超えるnoteを配信させていただいていて、あらためて継続は力なりだなと感じています。

ぜひSELECKと併せて、こちらの編集部マガジンも継続して読んでいただけると嬉しいです🌼

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