【取材後記】natural techさんに、インターン生が8割を占める事業運営を伺いました。
こんにちは!SELECK編集部の榎本(@enomon_s)です。
まもなく3月も終わり、新年度が始まりますね。今年もフレッシュな新卒メンバーのオンボーディングに関わらせてもらうので、私自身も気持ち新たに臨もうと思います🌸
さて、本日ご紹介する新着記事はこちらです!
フェムテックの分野でコスメ・サプリメントD2C事業を展開する、natural tech(ナチュラルテック)さん。
創業2年半かつ組織の8割をインターン生が占めるという会社さんなのですが、前年同期比で1,500%の売上に急成長されているそうです✨
では早速、取材の背景からお伝えさせていただきます!
1. 取材の背景
今回は、SELECKのウィッシュリストをご覧いただき、「新規事業を生み出す仕組み作りのベストプラクティス」ということで取材のお声がけをいただきました。
代表の竹内さんは、前職のP&Gマーケティング本部にて「Pampers」や「SK-Ⅱ」の国内・海外市場のブランド経営を担当されていた方です(元俳優さんでもあります)✨ その後立ち上げたnatural techでは、ご自身が学ばれたマーケティング手法や組織運営を生かされているとのこと。
事前ヒアリングにて詳しくお伺いすると、P&G流のマーケティングを得意とされながらも、「インターン生を軸にした事業・組織運営」がすごく珍しく感じられて、そちらをメインテーマにさせていただくことにしました^^
2. 今回の事例のポイント
もちろん、組織にインターン生がいらっしゃる企業は多いと思うのですが、natural techさんで先進的だなと感じたのは、「役員4人とインターン生13人」という、思いっきりインターン生に振り切った組織構成になっていること。そして、学生さんたちに対して「社会人レベルの目標や評価制度」を設け、ブランド経営を任せていることでした。
インターン生の割合を増やすだけでは「人件費の面でそうしているのでは?」と思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。
D2C事業で特に重要なデジタルマーケティングは地道に手を動かし続ける必要があり、手法もどんどん変わります。そのため、経験者であることよりも「やる気や柔軟性」が鍵になるということで、戦力としてインターン生を選ばれたそうです。
私が特に驚いたのはこの部分。
インターン生には「ブランドマネージャー職」として自社製品のブランド経営やPL管理、マーケティングの運用までを担ってもらうことを想定していました。そこで面接では、「オーナーシップがあり責任をもってやり遂げられそうか」や「高い論理的思考力を持ち、合理的に行動できそうか」といったポイントを見ていました。(本文より)
個人的にインターンと言えば、短期(1day〜数日単位)で企業を知ったり、あるテーマに対するプレゼンを考えてチームごとに発表するようなものや、長期で一部の業務を経験するようなものというイメージがありましたが、「インターン生が責任者となって事業を運営する」というのにびっくり!
それを成り立たせて、きちんと業績を向上させるための仕組みが、冒頭に書いた「社会人レベルの目標や評価制度」です。
役員の方々が学んできたP&Gやサイバーエージェントといった企業のブランド開発・マーケティング手法を学生さん達に伝授し、OKR(natural techさんでは「Three Rocks」という名前)での高い目標設定や1on1で自律・自走をサポート、5段階のレーティングや表彰制度で四半期ごとに評価する。
これをインターン時代に経験できるの、すごくないですか?取材中に「私もその研修受けたいです」という言葉が出てしまうほど、贅沢な内容だな〜✨と思いました^^
そして、今回の取材では実際にインターン生として新商品の企画や開発、マーケティングを担っている須藤さんにも、経験談を伺いました。
(竹内さんと須藤さん。このおふたりの穏やかな雰囲気が好き。)
須藤さんは大学4年の時に、GAFAと呼ばれる有名企業の1社に内定されている状態でジョインされたそう。
このインターンを受けたのは、コロナ禍の影響で大学生としての最後の1年間に何も新しいことができなくなってしまうと分かった時に、竹内さんが発信していたインターン生募集のツイートを見たのがきっかけでした。
社会人になるにあたっての準備や、役に立つこともやりたいなという気持ちが強かったですね。大学で学んでいないマーケティングに興味があったのもありました。
※取材音源から一部抜粋し、編集させていただいております
という背景から、natural techさんでのインターンを選んだとのことでした。
竹内さんが「すでに内定している学生さんは目標を明確に持っているので、ジョインするメンバーも他社の内定者が多いですね」とおっしゃっていたのですが、須藤さんも意思の強さを感じる素敵な方でした^^
記事本編では、natural techさん独自の育成・評価制度を細かい粒度でしっかり書かせていただいたのと、P&G流のマーケティングにも触れていますので、ぜひご覧ください!
記事本編はこちらから👉インターン生8割の組織で売上1500%を実現!社員レベルの目標・評価制度を構築した理由
3. さいごに
本編には書いていないこぼれ話ですが、私が気になって伺ったのが「インターン生はそのままnatural techさんに就職することはあるのか?」ということでした。
その答えとしては、基本「なし」。やはり他社の内定者の学生さんが多いので、大学卒業と共にそちらの企業に就職される形になるのですが、いつかまた一緒に働けたら嬉しいなとおっしゃっていて。
手塩にかけて育てたメンバーが1年前後で旅立ってしまうのはもったいないような気もしたのですが、もうコミットですよね。彼らの成長を支援し、一緒に事業も成長させる。そういう決意とか心意気を感じますし、双方にとってWin-Winな仕組みなんだろうなと。
なんか雇用側と雇われる側という関係性ではなく、役員とインターン生がパートナーシップを築いているような関係性が感じられて、素敵な会社さんだなーと感じました^^
竹内さん、須藤さん、貴重なお話しをありがとうございました!
(須藤さん、新生活頑張ってくださいね✨)
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