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17歩目 造顔

保存的治療とは、ギプスや添え木などを用いて骨折した部位を固定して安静を保ち、骨が癒合するのを待つ方法です。 骨では、骨を作る「骨芽細胞」と骨を壊す「破骨細胞」が常に働き、毎日生まれ変わっています。 骨が折れてもいずれ治るのは、こうしたシステムが備わっているからです。

左膝の皿である膝蓋骨の骨折。
3週目のレントゲン所見は、骨にズレはなし。
手術をしない、という選択をした治療は、保存的治療。
そのために、ニーブレスという膝を固定する装具をつけ、膝を動かさないのが治療方法。装具のおかげで、動かせない。もちろん、寝てる間も装着。
荷重をかける事でズレが生じるので、左足の荷重も不可。
ていうか、床に少し着くだけで、痛いから着けられない。

特に異常がなかったので、松葉杖の許可が出た。非荷重は同様。
「来週のレントゲンで異常がなくて、
 松葉杖に慣れて生活できそうなら退院ですね〜」
と、担当医からのお言葉を頂けた。

安堵。

家に帰れる、という先行き。
治ってないけどね。
入院生活は、ご飯が3食提供されるし、ノートパソコンとフリーWiFiのおかげで、意外と快適。
「のんびりしていって」
と言われて、それもアリなのかな。
でも、家に帰りたいもので。
なんだ、ってわけもなく。
やっぱり、自分ちが良いよね。

そんなわけで、リハビリの項目に松葉杖の練習が追加。
リハビリの先生とは、スノボと音楽、ゲームの話しで盛り上がる。
患者情報で知ってるだろうと思って、仕事の話しをしていたら、
「看護師なんですか!?」
と驚かれ、(年齢も知らなかった様子)
話さなきゃバレなかったかな、と思ったけど、案外仕事の話しでも盛り上がる事に。新卒リハビリ先生のお悩み相談。
職種は違えど、よくわかる。
この手の話しができる人も少なかったみたいで、喜ばれた。

骨折して、自分の力だけではどうしようもなくて、家族や友達に心配をかけさせ、仕事も穴を開け、入院生活で(仕事上だとしても)関わってくれるスタッフの人たちにお世話になり、不甲斐なさをずーっと味わっていた中、リハの先生が喜んでくれたのは、救われた。
良い事が出来たような気がして、気持ちがニュートラルになる。
これも、リハビリの一環?
リハの先生、実は新卒なんかじゃなかったりして。
(後日談、ガチで悩んでいた事が判明しました)

翌朝、洗面台で顔を洗う。
気持ちが少し切り替わって、よし!
ってマジマジと鏡を見る、と、

口角下がってる!?
こころなしか、シワが増えてる!?

入院生活で、誰かと喋る機会もなかったし、
落ち込んでばっかりだったから!?
なんかもう、人に会う顔ではない!!!

大問題勃発。

一気に老けた。
病院でのんびりしている場合ではない!
このまま老け込んでしまうー!!!!
自分の他のケアをしてる余裕は、なかったしね。
リハビリの自主トレに加え、
顔のマッサージをルーティンに追加しました。

銀河絵日記 / 原田知世

伊藤ゴローさん繋がりで聞いたアルバム。
のんびりしたい時、気分転換に聞いてたので、
入院中に思い出して聞いてました。

原田知世氏は、有名な曲を耳にしたけれど、
さらりと流れて、しっかり聞いた事がなく、
さらに、ポップな印象があったので、
このアルバムを聞いて、この人、誰?となりました。
プロデューサーが違うとこんなに違うんですね。
明確なリズムで音楽を楽しむというより、
音の雰囲気と印象で、空気感を楽しむ感じ。
ふんわりしすぎず、キュっと締まっており、
声との相性も心地よい加減です。

ピンポンという曲も収録されており、
どちらかというと、こちらの曲のイメージが原田知世氏っぽい。
卓球が好きなんで、初の卓球曲で喜んでました。

伊藤ゴローさん、良いなぁとさらに思い、
pupaを聞き直したり、広がったアルバムです。






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