【S4 最終493位/R2011】 砕ける弱保ソウブレイズと毒菱サイクルツツミカイリュー【ポケモンSV シングル】
はじめまして、リスイと申します。
今回、好きなポケモンのソウブレイズと初のレート2000を達成しましたので、記念に構築記事を書いてみました。
記事を書くのは初めてなので読みづらいかも知れませんが、読んでいただければ嬉しいです!
【構築コンセプト】
パラドックス環境がだいぶ煮詰まってきたS4は、トップメタも重要ですが型の多様化がとんでもないことになっているため、構築の柔軟性が重要と考えました。
そこで、スタンパやギミックパではなく、相手の構築に応じて複数の戦術を選択出来るようにしました。
毒菱マスカ+ツツミカイリューの並びを基本軸に、相手に合わせてソウブレイズでの奇襲、クッション枠で毒菱サイクルを有利にするなど、選択肢を増やし柔軟に戦える構築にしました。
①先発マスカーニャで相手に負荷をかけるor毒菱サイクル展開(選出画面で判断)
②エースのツツミ・カイリュー・ソウブレイズで崩す
③サイクル戦になりそうな時は、クッション枠を絡めつつエースで反撃を狙う
【構築経緯】
①前シーズンの末期に思いつき試運転をした砕ける鎧ソウブレイズ@弱点保険に可能性を感じたので、奇襲枠として使うことにした。
②前期結果を残していた毒菱マスカーニャを先発枠として採用。
③カバルドン、ヘイラッシャに悩まされるのが嫌だったので、こいつらを破壊でき毒菱ともシナジーがあるみがわりアンコ型テツノツツミを採用。
④ツツミと好相性でソウブレイズとのタイプ補完も良いSV最強ポケモンの一角、ノーマルテラスカイリューを積みエース兼物理クッションとして採用。
⑤キョジオーン対策かつ物理クッションにもなれる汎用性の高い隠密サーフゴーを採用。
⑥最初は風船テツノワダチを採用していたが、ハバタクカミが重すぎたため特殊全般へのクッションかつヘイラッシャやアマガにも睨みを効かせられるチョッキハラバリーに変更し完成。
【個体紹介】
※パーティ運用詳細は個体紹介の下
ソウブレイズ@弱点保険
テラス 悪
特性 砕ける鎧
性格 意地っ張り
実数値 171-182-111-×-125-113
努力値 164-164-84-0-36-60
※調整 hb:テツノカイナの特化地震確定耐え
hd:臆病ハバカミのシャドボ確定耐え
a:出来るだけ高く
s:準速65族抜き
技構成 無念の剣/シャドークロー/影打ち/鬼火
選出率 第4位
相棒兼奇襲枠。鋼全般、ガモス・ドクガ、ニンフィア、その他物理低耐久が役割対象。
パーティ唯一のオリジナル型であり、構築の個性になっています。
上記仮想敵への役割遂行の他、不一致の抜群技を1発受けて弱保発動&高速化(以下メガシンカ)し全抜きエースにもなる型です。
耐久数値はギリギリですが、上記調整により物理不一致弱点はほぼ耐えられるため、メガシンカして返しの無念剣で突破しつつ大きく回復する継戦能力を持ちます。
また、高い特殊耐久も活かせるhベースの耐久調整に、可能な限り火力を伸ばすことでメガシンカ出来ない場合でも幅広く役割を持てるようにしました。
悪テラスは、耐性変化でミミッキュやドドゲザン、マスカーニャに勝てるのがとても強かったです。
ミミッキュはシャドクロを切っていることが多く影打ちで低負荷メガシンカできますし、剣舞されてもテラスを切ることで突破できます。
ドドゲザンはこちらをチョッキ型と判断して不意打ちを撃ってくるため鬼火で透かし、次の攻撃を耐えつつメガシンカ→テラスを切り不意打ち半減からの無念剣で突破していました。
一方で、ガブリアス、ヘイラッシャ、ブラッキーには一生後投げされ、ラウドボーンにもシャドクロが半分入らないなど厳しい相手も多く選出判断が重要でした。
また、実数値113は+2でもsブースト最速イダイナキバやスカーフガブリアスを抜くことが出来ないことに注意が必要です。
選出率は4位でしたが、レート1900以上の上位帯ではほぼ選出しテツノカイナやドドゲザンを撃破し続け、2000チャレでもメガシンカ展開で勝利してくれました。
相棒を最後まで信じて良かったです!
テツノツツミ@ブーストエナジー
テラス 氷
特性 クォークチャージ
性格 臆病
実数値 131-×-135-176-80-206
努力値 csぶっぱ余りb
技構成 フリドラ/ドロポン/アンコ/身代わり
選出率 第2位
特殊エース兼敵の積み技・起点作成の阻止役。
火力と速さを削りたくないためcsぶっぱです。
説明不要の広範囲・高火力に加えて身代わりアンコによるテラス確認や補助技妨害と、行動の選択肢が多く非常に強力でした。
カバルドンとヘイラッシャが大嫌いなので、こいつらをシバけるツツミは大好きです。
ブーストエナジーによる圧倒的な素早さで、竜舞されてもアンコが間に合うのはとても助かりました。
また、最後に地震等をアンコして切り、裏のカイリューの起点にしたりと、本当に便利でした。
氷テラスは基本的に切りませんが、フリドラ火力強化でドロポンを撃たなくていいようにしたり、ドオーへのダメージを伸ばすのに何度か切りました。
とにかく器用なポケモンですが、ブースト型は身代わりアンコがバレている前提で行動する必要があります。
カイリュー@ゴツメ
テラス 無
特性 マルチスケイル
性格 意地っ張り
実数値 191-176-135-×-121-114
努力値 196-44-156-0-4-108
※調整 h:16+1
hb:マルスケ込みで珠ミミッキュの
じゃれつく39.2%~47.6%
s:+1で最速ガブ抜き
a:余り
技構成 神速/地震/竜舞/羽休め
選出率 第3位
積みエース兼物理クッション役。
実際に使ったのは今期が初めてでしたが、なぜ今まで使わなかったんだろうというくらい強かったです。半端なポケモンは全員起点になります。
調整はテンプレ型で、セグレイブ、ガブ、ドドゲザンなどの環境トップの物理アタッカーに対抗することができました。
ツツミのアンコからのカイリューで竜舞→全抜きの流れはやはり強く、高い耐久と突破力を持つ怪物でした。
一方、ヘイラッシャ、カバルドン、アマガ、ミミズズには手も足も出ず、+1で抜けないハバカミにも基本勝てないため、選出を縛られることも多かったです。
そのため、上位帯では選出率が控えめでした。
マスカーニャ@きあいのタスキ
テラス 悪
特性 変幻自在
性格 陽気
実数値 151-162-91-×-90-192
努力値 asぶっぱ余りb
技構成 叩き落とす/じゃれつく/不意打ち/毒菱
選出率 第1位
先発枠。
セグレイブやコノヨザル、テツノカイナなどの妖抜群が先発で来ることが多く、一致じゃれつくで大ダメージを与えてアドバンテージを取り、次の行動で不意打ちか毒菱かの選択をします。
負荷が与えられない対面や耐性変化が必要な場合は初手毒菱。不利対面でも積みの起点になる場合を除き、引かずに突っ込みます。
その他、壁展開やクエスパトラがいる場合は絶対に毒菱を撒くことを徹底していました。
ずっと草テラス/トリックフラワーで使っていましたが、ほとんど撃たないためレート1800くらいから技を変更し、草テラスの意味がなくなったため貴重なテラピースを使い悪テラスにしました。
ただ、悪テラスは文字通り1度も切りませんでした
敵の先発要員がデカヌやフロルだった時以外はほぼ先発で出していた、選出率圧倒的1位の仕事猫です。
サーフゴー@隠密マント
テラス 無
特性 黄金のからだ
性格 図太い
実数値 191-×-154-153-111-115
努力値 228-0-194-0-0-84
※調整 hbベース、s調整
S1の1位、バンビーさんの調整と同じ
技構成 シャドボ/ゴールドラッシュ/悪巧み
/自己再生
キョジオーン対策、物理クッション、特殊積みエースにもなれる汎用性の高いポケモン。
敵にキョジオーンがいたら必ず選出し、他にはカイリューが出せないアマガ・ミミズズ入りに物理クッションとして選出していました。また、一定数いたイエッサンのトリック展開を封殺できるのも入れてて良かったと感じました。
補助技依存のポケモンや半端なアタッカー相手なら起点にできるため刺さる時は刺さりますが、環境的にテラスを切らないと機能しない場面が多く、カイリューと同時選出したくないため選出率は控えめです。
ハラバリー@突撃チョッキ
テラス 水
特性 でんきにかえる
性格 控えめ
実数値 207-×-118-155-120-66
努力値 180-0-52-140-132-4
※調整 陽気ガブの地震を確定耐え
臆病ハバカミの眼鏡ムンフォ2耐え
技構成 パラボラチャージ/ほうでん/アシボ
/マッドショット
選出率 第6位
特殊クッション枠。
調整はS2最終60位の方の構築記事を参考にしました。(実際に使っていた個体は調整ミスでc154、d119になってました…)
構築経緯で述べた通り、あまりにもハバカミが辛く、チョッキ枠が必要と考えヘイラッシャ・アマガも見れるハラバリーをチョイス。
実際に使った感想ですが、環境的にあまり活躍出来ませんでした。
環境のドラゴンたちが厳しいのであまり選出できず、肝心のハバカミは身代わり瞑想といった型が出てきたため返り討ちにされてしまいました。
ただ、充電できればかなりの火力を押し付けられますし、シンプルにチョッキの固さとhp吸収技は強力ではあります。
このポケモンの最大の功績は、選出画面での圧力です。このポケモンを入れてからヘイラッシャがほとんど出てこなくてなったので、カイリューやソウブレイズが通る試合が増えたのが良かったです。
ありがとうハラバリー。調整間違えてごめんね。
【パーティ運用】
マスカ+ツツミ+カイリューが基本軸ですが、選出画面でマスカ+エース2枠orエース+クッションを判断します。
基本の並びはハバカミに破壊されやすいため、ミミッキュやブジンなどメガシンカの起点がいればソウブレイズで全抜きを狙って選出します。
他には
・クエスアマガにはカイリュー+ツツミ
→ツツミでアンコのワンチャン。
・セグカミゲザンにはツツミ+ソウブレイズ
→マスカツツミで消耗させソウブレイズで〆
・アマガドオーにはツツミ+ソウブレイズ
→フリドラと無念剣で頑張る
・ラウドボーン、ジバコイルにはハラバリー投げ
といったようにパターンを決めていました。
ヘイラッシャはマスカ・ツツミ・ハラバリーの睨みが効いてほぼ出てこないため、カイリューとソウブレイズを選出しやすかったのがとても良かったです。
また、上位帯ではセグレイブ+ドドゲザンやテツノカイナ+ハバカミが増え、毒菱とソウブレイズが刺さった試合が多かったです。
幸いあまり当たりませんでしたが、受けループやクエスバトンのサフゴは基本勝てません
キツいポケモン(順番は適当です)
ブラッキー、ジバコイル、ドオー、飛行テラスカイリュー、起点型デカヌチャン、キラフロル、キノガッサ、ドラパルト、ドヒドイデ、ラッキー
→毒菱展開で粘り消耗させる、プレイングでごまかす、フリドラで凍らせる()
【最後に】
マスカ、ツツミ、カイリュー、サフゴといった環境トップのポケモンをうまく使いつつ、テンプレじゃない奇襲枠ソウブレイズが噛み合って目標のレート2000まで勝ちを重ねることができたと思います。
拙い解説だったかも知れませんが、読んでいただきありがとうございました!!