27.ポスターみたい
スラムダンクをいっぱい読んだ。
先日映画の予告を観てから、
どうしても読みたい気持ちがおさまらない。
何度も読んだことがあるけど、
いとこに借りたり、友達に借りたりで、
手元にない。レンタルショップに行って借りた。
連載開始が、
私が生まれるよりもずっと前の漫画だけど、
めちゃくちゃおもしろい。
でも、今回初めて思ったことがいくつかあった。
人物の掘り下げが少ない。
仲間たちの過去は、ときどき語られるけど、
その時の心情描写の背景として必要な、
最低限の情報のみ。
いわゆる過去編なんてものはもちろんない。
だからこそのスピード感だな、
って思うこともできるけど、
登場人物の過去を掘り下げることに慣れている、
最近の読者だと、
やや感情移入しきれないところが、
あるかもしれない。
スラムダンクがスポーツ漫画のすべてを、
やり尽くしていると思っていたけど、
そんなことないんだな。
とはいえ、
めちゃくちゃ多くのスポーツ漫画に、
影響を与えていることは明確だよなあ。
ハイキューとか色濃い。
ハイキューもおもしろいよな。
あと、やっぱり井上雄彦は絵が上手い。
時代が時代なので、
絵柄を古く感じるのはあるけど、
かっこいい絵が多い。
躍動感のある場面を、
躍動感があるように描くのもうまいし、
躍動感のある場面を、
ポスターみたいに静止画として、
絵になる切り取り方をするのもうまい。
いいところまで読んだので早く続きを読みたい。
続きを借りねば。
読んでくださったあなたにも、
よい漫画ライフがありますように。
2022/11/27
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