2025年・初詣
大阪の"三大神社"というのは「大阪城豊國神社」「今宮戎神社」「住吉大社」とのこと。
私事で恐縮ですが、2019年3月末に熊本から大阪に居を移して以降、2020年の初詣は「大阪城豊國神社」で、それから‥2021年「神津神社（十三駅近く）」、2022年「今宮戎神社」、2023年「大阪天満宮」、昨年2024年は「西宮神社」でござんした。
つまり大阪三大神社のうち残るは「住吉大社」でありまして、参詣客てんこ盛りだろうけど「一度お見物に出掛けてみるべ」‥てな塩梅で、
名優藤田まことさんが《♪一度は嫌よ、一度は嫌よ、何回（南海）も～》と歌った「南海電車」に揺られて参詣してみましたよ。
JR大阪駅から《世界一分かりにくい環状線》と言われる「大阪環状線」で、「新今宮駅」下車。
背後で発車メロディ「新世界」を聞きつつ南海乗り換え改札を抜けたら丁度各停が着いたので行先をろくに確認せず乗ってみたらば「金剛行き」
‥さあ、わたくしこの金剛という駅名を聞きますと、1974年3月東京蔵前国技館でのアントニオ猪木との一騎打ちで、得意技バックブリーカーを炸裂させたあのストロング小林（のちストロング金剛）の勇姿を想起してしまうのであります。‥という古舘伊知郎さん風の実況を呟きながら「住吉東駅」へ。
住吉大社の表参道は、同じ南海でも南海本線の「住吉大社駅」もしくは阪堺電気軌道の「住吉鳥居前」が最寄り駅なのですが、私うっかり南海高野線・金剛行き各停に乗っちまったので、住吉大社の裏側（東側）の「住吉東駅」というわけです。
こちらはやや通好みと申しますか「住吉大社駅」は激混み、対して「住吉東駅」は些か地味だけど「こっちは人も少なめで歩きやすいですわ」‥というある意味裏技ルートなのであります。
住吉東駅からざっと150ｍほど住吉街道を進みますと住吉大社東門に到着。
※住吉大社境内マップ(PDF)
東門から入りますと、ここからぐるーっと反時計回りに参詣ルートが設定されていて（概ね一方通行になるように設定）「楠珺社」前の手水舎で手などを清めまして、ゆったり幾つかの小さな神社をお参りしつつ「星の宮」「種貸社」「大海神社」などに立ち寄り「吉祥殿」から「北大鳥居」を抜けていよいよカーブが急な太鼓橋「反橋（そりばし）」に差し掛かります。
この辺になると表参道からの大量の参詣客と合流するわけで、ごった返す反橋はかなりデンジャーな雰囲気。
杖をついたお年寄りなどかなり危なっかしい足取りで、周囲の警備員（警察官？）も声を枯らして注意を呼びかけていました。
反橋を渡ったら本宮ゾーン。メイン会場となる第一本宮（第一から第四まで本宮が分散）までまさしく寿司詰め状態。
非常にゆっくりゆっくりと進んでいくプレートテクトニクスな集団。
距離にして100ｍ弱ですが第一本宮の賽銭投入ライン到達まで平均20分程度を要する集団牛歩なのであります。
第二本宮の裏側に設置された高座に大阪府警の「DJポリス」が居ましてね、群衆を落ち着いて移動させるなかなか良い仕事っぷりでした。
DJポリス「皆さん、ゆっくり進みながら聞いて下さい。お参り豆知識。おみくじって引いたあとどうすれば良いかご存知ですか？木にくくりつけたり、財布に入れたり、いろいろあると思います。私ね、神社の偉い方に聞いてみたんですわ。答えは何だったと思います？（間）‥どうでもええんですって！」ドッと笑いに包まれる境内。面白かった。
そうこうしているうちに賽銭ラインに到達。見れば万札もちらほら。中にはどこかのレシートまで（意味不明ｗ）。
私はポケットにあった小銭（380円）全額投入！さあ今年の命運や如何に!?
参拝を終えて群衆から離脱。
とりあえず200円の御御籤（おみくじ）購入。
（500円のおまけつきくじもあったけど、おまけ不要につき200円ｗ）
結果は ↓こちら↓ ※自室の壁に貼りました。
さてさてお帰りは、表参道ルートで南海本線「住吉大社駅」へ。「住吉東駅」と異なり参詣の行き帰り客でごった返しておりました。
各停で「天下茶屋駅」下車。
大阪メトロ堺筋線に乗り換えて「扇町駅」下車。
賑やかな天満の商店街を横断し裏天満。残念ながら「酒の奥田」がお休みなので、最近急に勢力を伸ばしつつある激安「天満鮨」へ。
だって ↓この値段↓ だもんｗ
というわけで見事に1000ベロでんがなｗ
いい初詣になりました。