働く人々に感謝！
IBB（ウェブラジオFMC、ウェブテレビGetsu-Tele）には歴代「なんだか熱いやつ」がいる。
例えば近年では現IBB代表の「前島かずき」がその熱いやつである。
では何がどう熱いのか？と云うと‥
「働く人々に対して感謝の心を持っている」
ということだ。
終電で労う。
2023年4月の統一地方選。
れいわ新選組そして大石あきこ氏に決別して無所属大阪府議会議員候補となった前島かずきは、ほぼ毎晩選挙区内の主な駅前に立ち、終電が出るまでの間、改札から出てくる人々に「お疲れ様です」と頭を下げ続けた。
20時以降はマイクは使えない。当然地声‥。
名前の連呼もしない。
ひたすら「お疲れ様です」と頭を下げるだけである。
「これって意味ある？」
意地悪な質問に前島はこう答えた。
「こんな真夜中まで働いている人達がいるからこの社会は回ってるんです。そういう人に感謝を伝えたかったから」と笑う。
意地の悪い人は「どうせ選挙の時だけだろ」と揶揄するかもしれない。
現在前島は「いろんな現場で働く人々を応援したいし、いろんな現場を知りたい」と休祭日も様々な現場に足を運び、そこで働く仲間たちと共に汗を流し続けている。
サンタクロースが行く！
そう云えば20年ほど前にも同じような事を言う奴がいたなぁ‥。
マイクネーム「前立腺渡辺」
‥私が教鞭をとっていた放送映像系専修学校の学生だった彼は、同級生で先にウェブラジオFMCに入局していた「レジオネラ高木」に誘われて我々の仲間になった。
あれは2003年のクリスマスイブだった。
前立腺渡辺はレジオネラ高木を伴って《サンタクロースのコスプレ姿》で熊本市中央区大江にあった旧FMCスタジオに現れた。
「先生！誕生日おめでとう！」※私の誕生日は12月24日である。
「すげーな。サンタが来たよ。でもラジオだよ。映らないよｗ」
「分かってま～す！」
「ではなんで？」
「このあと、バイクで市内を回るんですよ」
「ん？」
‥訊けばこういうことだった。
「クリスマスイブの夜だというのに、いろんな事情でいろんなところで働いている人がいるでしょ。僕は感謝を伝えたい。だから今からレジオネラ高木さんと市内を回ってきます」
たしか‥小さなスナック菓子か何かを沢山袋に詰めて2人の俄（にわか）サンタはバイクでイブの町に消えていった。
午前2時を回った頃だったろうか。彼らが戻ってきた。
コンビニや24時間営業のスーパーマーケットなど何十軒も回ったそうな。
そこで働く人々に「お疲れ様です！ありがとうございます！」と伝え、スナック菓子を手渡して回ったらしい。
もちろんあちこちで不審者扱いされたらしいが、そこは彼らの明るさで乗り
切ったとのことだった。
「最後は笑ってくれました！」
「すごく嬉しいって涙ぐんでる人もいました！」
Ｗサンタの笑顔が輝いて見えた。
こういうマインドが何故だかIBBと親和性が高いようで、
「金よこせ」「米よこせ」とタコ踊りをするよりも、
「一緒に頑張りましょう！」「一緒に頑張ってくれてありがとう！」
と励まし合う方が好きだな。
そんな仲間たちで出来ているのがIBBと思いねぇｗ
蛇足‥
世の中には様々な事情で働けない人たちが居る。
そういう環境にいる人々を否定するつもりは更々無い。
むしろ何とかして力になってあげたい‥心底そう思う。
ただ、そういう人たちを物心両面で助けられるのは「働く者」だけだ。
だから「働く人々に感謝」なのだ。
とは云え、当たり前だと分かっていたとしても、やるのはなかなか難しい。
しかしその難しいことを飄々とやってのけた彼ら。
私は仲間として誇りにさえ思う。
アクセル
2023年以降、私の稼ぎが中途半端なせいで、IBBの運営資金が「枯渇気味」である。（弁解させてもらえば1978年から2022年まで基本的に運営資金は私がほぼ全額負担してきた。総額で云えば約1億円を軽く超える）
現在、働くスタッフ、働くリスナー、働く支援者たちに支えられてIBBの運営は創立50周年（2026年）に向けて爆走中である。
心より感謝申し上げる。
私もそろそろ本線に復帰するからね。
IBBのアクセルを思い切り踏み込んでやろうと思う。数年ぶりに。
「全国の働く人々を応援するために」