値段とその価値
新しい商品を考える時にどうやって値段を
決めていますか?これは飲食に限らず
どの業界でも商品が生まれて
それに値段という価値をつけていきますよね。
僕は日々商品を考える時に考えてることは
一つだけ、このスコーンを食べて幸せを感じれるのか。美味しくてにやっとしてもらえるのか。
これなんです。
大手になればなるほど
自分の意見とは逆に万人に刺さる商品を
作っていかなければいけません。
そして、企業はこの価格で出すためには!!
と、ここを重要視してる気がします。
これは会社としてはめちゃくちゃ大切な事ですよね。
これはあくまで僕個人の意見ですが、
個人でやってる人や中小企業の方たちはというと
恐らく、「この価格で出すためには」ではなく
「このクオリティで出すためには」なんじゃないかなと思ってます。
職人というものは性質上、妥協というものが
嫌いなんじゃないかな…たぶん。
この味でこの見た目でこのサイズでと
自分が満足いくクオリティで届けたい生き物。
でもそんなことばっかりしてたら原価あがるじゃん
と思いますよね。上がるんですよね。
じゃあ仕方ないから量減らそうか〜
この材料だと高いから少し質下げるか〜
とはならないです。職人が頑張るのはそこじゃないです。質を上げるのが職人で、原価を頑張るのは業者さんとのやり取りだったりルートだったり。
いま世の中が求めているのって値段じゃなく、
どれだけ幸せな気持ちになれるかだと思ってます。
少なくともnicoのスコーンに求められているのは
値段という価値ではなく、幸せになれるという価値じゃないかなと。
もちろん安く買えたという幸せもありますが
僕は妥協ができません。自分が作るスコーンが
自分の中で1番美味しくないと満足できません。
他のスコーンより高い気がしますけど、、
それでも自信持って幸せになってくださいって
思ってます。
人それぞれ幸せの価値の場所は違うと思いますが、
安く買えた!という価値基準とは別に
こんなに幸せな気持ちになれたという価値基準を
提供できたらいいなと思ってます。
少し違った価値観でモノと向き合ってみることで
今後のライフスタイルがもっと良いものになるかもしれませんね。
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