悪阻、舐めてました
妊婦の多くが経験すると言われる悪阻ですが、中には全く悪阻の症状がなく出産まで至る人もいるようです。
妊娠検査薬が反応してからクリニックに行くまで悪阻について調べると、↑のようなことがネット上には書いてありました。
何故だか何の根拠もなく私に悪阻は来ない! と思い込んでいました。
ところがどっこい、5週目中頃から急に食欲がなくなり、常に胃がもたれているような感覚に襲われはじめました。
悪阻か?これが悪阻なのか??
と自問自答しネットにかじりつく日々。
結果は紛れもなく悪阻でした。
6週目以降は次のようなものに対して吐気や嘔吐をもよおしていました。
・台所の臭い
・油の臭い
・歯磨き粉の味
・チョコレート
・生玉ねぎ、ネギ、ニンニクなど臭いが強く残るもの
・魚類の臭い
・リンゴジュース
・炊飯前の米の臭い(炊飯後はOK)
・締め切った部屋の臭い
などなど…
んーとにかく臭いにやられていました。
新婚ほやほやだったので料理は頑張ろうと意気込んでいたんですが、なにせ台所に立てない。まともに料理したのは同居を始めて妊娠するまでの1ヶ月くらいでした。
そして魚の臭いや締め切った部屋もダメになったため、スーパーにも行けなくなりました。
お惣菜すら買えず、夫に申し訳なく思いながら現在も過ごしています。
私、完全に悪阻舐めてました…。
「妊娠は病気じゃない」とよく言われますよね。
妊娠するまではまあそうだよな〜くらいにしか思っていませんでした。
でも実際は、病気じゃないから吐気や嘔吐、立ちくらみがあってもとにかく耐えるしかないんです。薬がないんです。
悪阻が酷いと点滴や入院も余儀なくされます。
が、それで楽になるわけではないんです。
例えがいいかは分かりませんが、私の感覚では「感染性胃腸炎が数週間続き何の処置もないまま治るまでひたすら耐える」に似ていると思います。
(もちろん個人差はありますので私の場合です)
悪阻って個人差あるみたいですね。
大変失礼なことですが、経験者のアドバイスがこれほど当てにならないものかと驚きました(笑)
悪阻の重さも、症状も、始まる時期も、終わる時期も、少しだけ楽になる方法だって人それぞれなのです。
経験者のアドバイスですら自分に当てはまらないことが多いため、夫のアドバイスはもしかしたら的が外れていることがあるかもしれません。
ですので、妻が妊娠初期で悪阻がキツそうだというパートナーの方々はアドバイスよりも、「無理せずしっかり休んでね」と伝えてください。
私は夫からのこの言葉でとても救われました。
妊娠してから夫の優しさに沢山気づけるようになり、ありがとうと言うことが増えました。
寝室で休ませてもらっている時もたまに夫が様子を見に来て一発ギャグを言って笑わせてから去っていきます(笑)
身体はきついですが、その分お腹の子の成長に喜びを感じますし、夫婦でマタニティーライフをおくっているな〜という感覚になります。
とはいえ、悪阻、早く落ち着いてほしいです。
現在11週中頃のエノキでした。