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#18 『ウソツキ』が大好きです。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。エノキです。
感情の整理をどうにかしてつけたくてこの記事を書いています。
以下、私の大好きなバンド『ウソツキ』について語っております。
ただただ、自分用に雑に書き殴った文章なので、ご了承の上読んでいただけますと幸いです。

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2021年9月13日20時。
発表は突然すぎました。

私の大好きな3人組バンド、『ウソツキ』から、
ベースの藤井さんとドラムのタクトさんの脱退が発表されました。

ボーカルの竹田さんが一人で『ウソツキ』の看板を背負って活動されていくそうですが、私の中では3人で『ウソツキ』だったので、切なく悲しいです。

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高校2年生の時から応援し続けて5年。
彼らの音楽で様々な感情を味わわせてもらったし、はじめての経験もたくさんさせてもらいました。ライブにも何回も行きました。
竹田さんの書く世界観豊かな歌詞と優しい歌声、テクニカルで繊細なプレイが魅力の藤井さんのベース、そして安定感抜群のタクトさんのドラムが好きでした。また、今はもう脱退してしまいましたが、清々しくて豊かな表現のヨシケンさんのギターも好きでした。
彼らが生み出して奏でる音楽や作り出されるライブの空間も本当に本当に大好きでした。

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私が最初にウソツキを知ったのは、先ほども書いた通り高校2年生の時です。時期は夏休みでした。
YouTubeで動画を漁っていた時に、たまたま「一生分のラブレター」のサムネイルが目に入ったんですよね。なんとなく気になって再生しました。
スッと心に入ってくる歌声、耳なじみのよいメロディ、まっすぐな歌詞、コミカルなミュージックビデオに魅せられ、一瞬で虜になってしまいました。

そして他の曲も聞いているうちに、「あ、このバンド好きかも。」と思い始めました。人生初の一目惚れ、ならぬ一聴き惚れでした。それまでは”バンド”というものに全く興味がなく、大衆向けのJ-POPしか聞いてこなかった私にとって、インディーズバンドの世界の入り口となったのがウソツキでした。

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私は一度ハマるととことん調べるタイプです。ウソツキも例に漏れずホームページやツイッターなどで情報を検索していました。すると、数日後に地元でインストアライブをやるという情報を発見しました。確かウソツキを見つけてから2週間後くらいのことでした。

情報を見つけすぐさま親に交渉し、当日会場まで連れて行ってもらいました。
確か、お客さんは想像していたほどいなかった気がします(笑)
それでも楽しそうに演奏する4人(当時)の姿を見て、素敵なバンドだな、応援したいなと思いました。

メンバーが誰が誰だかもまだ頭に入っていなかったのですが、図々しくサイン会にも参加しました。握手会も兼ねていたのですが、異性に対する耐性がない私は、心臓が張り裂けそうなくらいドキドキしていました。
緊張しすぎて、竹田さんとタクトさん、そして元ギターだったヨシケンさんには何も話せませんでした。しかし、藤井さんには「ポケモンGo頑張ってください」と謎のメッセージを発言したことを覚えています。

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さらに、ボーカルの竹田さんがラジオ番組をやっていることを知り、何度かメールを送りました。ラジオ番組にメールを送っていたのは、後にも先にも竹田さんの番組だけです。
今でも思い出に残っているのは、ベースの藤井さんが出演した回です。私の拙い質問メールを読んでいただけたんですよね。
藤井さんへの質問で、「至福の時はどういうときですか?」みたいなメールを送ったんですけど、私の至福の時である「CDのビニールをはがす瞬間」に共感してくれた上に(竹田さんには理解してもらえませんでしたが)、自身の至福の時として”チーズドック”のエピソードを語ってくれました。
その後、ツイッターにチーズドックの写真を載せたり、ツイッターのプロフィールにしばらくの間チーズドックが好きと書いていたりしたんですよね。それが本当に嬉しくて嬉しくて。藤井さんの新たな一面を開拓できた気がして、当時は舞い上がっていました。

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また、一人でのライブ参戦、東京のライブハウスデビューもウソツキでした。それは毎年恒例のエイプリルフールワンマンライブだったのですが、大学の入学式の前日に参戦したんですよね(笑)。次の日の入学式会場は北海道なのに(笑笑)。朝イチで空港に行って北海道に旅立ちました。寝坊しなかった自分偉すぎです(笑笑笑)。

初めての東京のライブハウス。オシャレな人たち、豪華なバーカウンター、会場中に漂うタバコの匂い。大人な空間に、田舎の芋娘はやられました。
1曲目から、一人で東京のライブハウスに来られた安堵感と、明日から始まる北海道での生活に対する不安とで、感情がぐちゃぐちゃになり、フロアの柱にもたれかかりながらすすり泣いていた記憶があります。ライブで泣いた経験はこれが唯一です。

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その後も、ウソツキが北海道にライブで来たときは観に行きましたし、友達を誘って東京に遠征したこともありました。ウソツキは私のライブ参戦回数上位のアーティストです。
最後にウソツキのライブを見たのは、2年前ですかね。北海道に来た時に先輩と一緒に観に行きました。対バン形式だったのですが、親切な方たちが転換の際に最前列を譲ってくれ、藤井さんの目の前でライブを見ました。

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ウソツキは、コロナ禍になってから、ライブも全然やらなくなってしまったし、バンドとしての動きもグンと減ってしまっていました。コロナ禍ということを考慮して活動を減らしているのかなと思っており、新しい生活様式に変化していくのに合わせて徐々に活動を再開させていくのだと思っていました。
実際、今年に入ってからはコンスタントに新曲を発表していましたし、ライブの出演機会も増えてきていました。ワンマンライブの開催も発表されて、益々今後の活躍を楽しみにしていた矢先のメンバー脱退発表でした。

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ウソツキに残されたのはボーカル・ギターの竹田さん一人。事実上の解散といってもおかしくはないと思います。
これは私の淡い期待に過ぎませんでしたが、なんとなく、なんとなくですけど、ウソツキは今後もずっと3人でやっていくんだろうなと思っていました。

こういう結果になってしまったのは残念ではあります。でも、バンドを好きになる以上、いつかはこういう日が来るかもしれないという覚悟をする必要があるよな、と改めて感じました。バンドは生き物ですから。
よくこういった報告があるたびに”観られるときに観ておくべきだ”という言葉を見かけますが、まさにその通りだと私も思います。

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3人組の『ウソツキ』というバンドはこのような形になりましたが、彼らが生み出した楽曲はこれからも私の生活に寄り添ってくれます。それに、今後も竹田さんがウソツキとして素敵な楽曲を生み出し続けてくれることでしょう。
私は今までもこれからもウソツキが大好きです。メンバーそれぞれの活躍を心から応援したいと思います。
一聴き惚れしてから5年間、沢山の初めての体験に誘ってくれ、様々な感情にさせてくれたウソツキのメンバーには感謝です。ありがとうございました。

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noteを書いていたらだいぶ落ち着いてきました。もう3000字近く書いたのですね。なんだか疲れました(笑)。
私が疲れているなら、こんないちファンの感情をぶつけられた皆さんのほうが疲れてしまいましたよね。本当にここまでお付き合いいただきありがとうございます。明日からは、また冷静な気持ちでnoteを書いていこうと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。では。

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