お金に働いてもらった感想(1)
2021年9月のある日、退職金で三菱UFJ銀行の株式を買いました。(金融関係の仕事ではありませんが、株式購入は自己判断でお願いします)
三菱UFJ銀行の定期預金の金利は0.002%(年利)で、無担保のカードローンの金利は1.8%~14.6%(年利)です。定期預金しているA氏とカードローンを使っているB氏がいるとすると、銀行さんは、利息0.002%でA氏から借りたお金を、1.8%でB氏に貸していることになりますね。とても高い収益の事業ですが、もちろん元本が返済されないこともあるので、それなりにリスクはあります。
私は会社員時代、カードローンを使ったことがあります。お金が足りなかったから利用しただけで、損しているとか銀行はいい商売だとか、そんなことは一切思いませんでした。預金するときも手続きが面倒なので普通預金の口座へ入金していましたが、利息が低いことに慣れてしまい、疑問に思いませんでした。
ところが、退職金をどこに置いておこうかと考えたとき、無性に銀行の利息が気になりました。かといって株式投資やFXや仮想通貨などで高いリスクをとってガンガン利益を追求する気にもなりませんでした。
そんな時、退職金を預金している三菱UFJ銀行株式の配当金を見ると、「1株あたり27円(2022年3月末の予想)」で、株価は1株630円でした。利回りを計算すると、(27円÷630円)×100=4.28%でした。それを知って、自分は預金しているのだろうか?という疑問が湧いてきました。
預金には元本保証というメリットがあります。株式には株価変動で損失を被るリスクがありますし、業績が悪化して配当がなくなるリスクもあります。そして、この株式のリスクが現実化するときは、株価が下がり配当も出なくなるということが同時に起こる可能性が大きいので、いざリスクが現実のものになると結構な痛手を被ります。
私は銀行の経営者ではないので銀行の業績悪化リスクを軽減する力もなければ、株価への影響力もありません。もちろん株式が紙切れになるなんて考えたくありませんが、この低金利の時代に年間利回り4%は魅力的と考え、三菱UFJ銀行の株式を株価633円で2000株買いました。(手数料込みで1,267,320円)これで2022年の5月に配当金を43,200円受け取れる予定です。(1株あたり配当金27円×2000株-税金20%=43,200円)
さて、私は株式を買った後の気持ちを以下のように整理しました。
①配当金をもらったら妻とロブションで高級フレンチを食べよう②もし、株価が200円下落したら、40万円の損失かあ③でも、どんなに株価が下がっても売らなければ損失は発生しないなあ④逆に株価が200円上昇したら、40万円の利益。売りたくなっちゃうなあ⑤株価の変動は考えないようにして、配当だけを楽しみにしよう
一言で言うと、三菱UFJ銀行に妻と二人で毎年1回フレンチをおごってもらうことが決まったのです。そう考えるとなんだか三菱UFJ銀行を好きになりました。