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小鳥遊ホシノを語りたい

……少し、語らせてもらいます。

私の好きな生徒は小鳥遊ホシノです。
さて、なぜ好きなのでしょう。
「好き」は様々な意味を持つ概念です。
私はなぜ小鳥遊ホシノが「好き」なのでしょうか。
そう、それは私がブルアカを始めて対策委員会編を読み始めた頃。私は普段ゲームのストーリーはあまり読まないタイプの人でした。ブルアカも当初は「学園青春モノか〜」とプレイしていたのですが……私は対策委員会編を通し『ブルーアーカイブ』とは何なのかを理解しました。この物語は生徒たちが友情と努力で苦難を乗り越え、その先にある「青春の物語」を紡ぐものなのだと。
………話が少しズレてしまいましたね、少し戻しましょう。ここからはネタバレが含まれますのでご注意して下さい。
さて、対策委員会編を簡単に紹介すると借金を抱えた学園の廃校を防ぐため、アビドスの生徒たちが奮闘すると言う物語です。時には笑い、時には苦しみ、時には覆面をかぶり銀行強盗をしたりと、とても透き通った学園生活を送っています。その中で登場するのが対策委員会の委員長、アビドスの副生徒会長であるホシノです。ホシノは常日頃のんびりとしていて、お昼寝をたくさんしている生徒ですが、後輩たちが良くない事をしようとすると、先輩としてしっかり注意したり、後輩たちの危機には我先にと先陣を切り守ります。そんなホシノが私は大好きです。
ですがホシノは過去にユメ先輩を亡くし、大人を信じることができなくなってしまいました。普段は平然としているホシノですが、心の内では苦しみ、嘆き、自分と戦っていたのです。その心の痛みは想像もできないでしょう。しかしそれでもホシノはアビドスのために、後輩たちのために、命を賭けれる心を持っているのです。ですが、そうして賭けた命すらも大人に裏切られることになります。ホシノは長年アビドスで背負うべきでない責任を負い続けました。その責任すら冒涜されたにも関わらず、最後まで仲間を想う気持ちを捨てませんでした。そしてその想いが仲間たちに届き、ホシノは対策委員会のみんなと、先生と無事再開を果たすことができたのです。この時のホシノ、よく見ると左目が泣くのを我慢しているように見えます。きっと先輩だから、格好いいところを見せたかったのでしょう。そうして信じ合える仲間たちに見せた笑顔。その後発した「ただいま。」は何か肩の荷が下りたように優しく、同時にこれからの物語のはじまりを合図するかような、そんな言葉に私は聞こえました。
ホシノは強く、優しく、仲間を、信じてくれる者を大切にする本当にいい子です。だからこそ私はホシノが「好き」なのです。
そして、ホシノは稀に意外な一面を見せてくれます。アクアリウムに行った際はたくさんの魚を見て子供のように大はしゃぎし、海に行ったときには飛ぶ魚を見て目を輝かせていました。いつも笑顔を見せてくれるホシノですが、こうして心から笑ってくれると私も心が温まります。守ってあげたくなります。この子の笑顔を。
意外な一面といえば、ホシノは夜にパトロールをするのです。自らの睡眠時間を削り、アビドスのために動くその姿は私の心をまた温めてくれました。
他にも、エデン条約編でヒフミたちの事を助けに行ったり、便利屋正月イベストでピンチのところを助けてくれたり、百夜堂イベでカイザーの奴を倒すのに協力したり、晄輪大祭で後輩たちを爆発から守ったりと、委員長としてこの上ない活躍を見せてくれました。
そうして迎えた最終編、シロコからの通信が途絶え動揺するホシノでしたがノノミの助けもあり、ホシノたち対策委員会はシロコを連れ戻すために色彩と戦うことになります。
この時明らかになった事があり、それはシロコが普段身に着けているマフラー、その元の持ち主はホシノだったと言うことです。ホシノは記憶を失ってしまったシロコを制圧し、マフラーを巻いてあげました。ここでもホシノの優しさが出ていますね。それでもし、仮に、過程の話ですがこのマフラーがユメ先輩のおさがりだったとしたら私は恐らく死ぬでしょう。余談ですがこの時の冬服ホシノがとても可愛かったです。
そして始まったサンクトゥム攻略戦。その際はノノミとセリカを守るため自分が盾となり、岩をも溶かすビナーの攻撃を喰らいながらも無傷で耐えるイケメンならぬイケオジっぷりを見せてくれました。
アトラ・ハシースの箱舟占領戦でもホシノは私のことを手榴弾から身を挺して守ってくれました。あまり無茶はしてほしくないのですが、このシーンは徐々に心を開いてくれたホシノが私の事を守ってくれるシーンでもあります。
このあと占領戦を終えシロコを無事救出した私たちは平行世界の私、プレナパテスのいるナラム・シンの玉座で最終決戦を行うことになります。ここもたくさん語りたいのですが、話が脱線してしまうのでまた別の機会に。
最終決戦を終え、ホシノたちは平行世界のシロコ、シロコテラーと顔を合わせることになります。ここでホシノはシロコテラーのある違和感に気づきました。それはシロコ*テラーの目です。その目は暗く、絶望を見る目で、それは過去に自分がしていたものと同じだと言いました。大切な人を失った悲しみ、痛み。それらを体現したような眼差しは私の心を痛めつけます。これ以上曇らせないでください。
それと、先程話が脱線するので控えると言いましたが、ここだけは語らせてください。
みなさんも印象に残っているあのシーン、「生徒たちを……よろしく、お願いします。」は、プレナパテスが最後に発した言葉です。この言葉は考えれば考えるほど深い意味を持つことになります。プレナパテスが最後まで守り抜いた生徒たち、シロコとA.R.O.N.Aことプラナ、この二人のことをよろしくお願いしますと汲み取ることもできますし、私がこれまで関わってきた生徒たち、この子たちも含めてのよろしくお願いしますとも捉えることができます。私はこれを聞いた瞬間、ブルーアーカイブを、小鳥遊ホシノを、一生愛すと心に決めました。

……さて、少々脱線したところもありましたが、過去の話は一旦ここまでにしましょう。

……ホシノが「好き」な理由、それは「愛」です。どこぞの黎明卿でも紅茶中毒ちゃんでもありません。私はホシノを愛している、ブルーアーカイブを愛している、故に好きなのです。
「愛」って何?と思ったでしょう。
ですが……愛に理由など必要でしょうか?愛はあるのではありません。私がホシノに抱く気持ちが、想いが、それが愛を生み出しているのです。
ですから理解ってください友人Aくん。私は愛しているが故に「パパになるぅ〜〜!!」と発したのです。そこにはやましい気持ちなど一切ありません。ブルーアーカイブを愛しているから出た発言なのです。まぁこの話に関してはどうでも良いでしょう。つまり愛していると言う事を理解してくれれば無問題です。
まぁ「好き」を何個かあげるとしたら、前述したとおり、ホシノの心ですね。強く、優しく、仲間を、信じてくれる者を大切にする心、絶対に諦めないホシノの強さに私は「好き」を感じました。
そしてホシノが見せる笑顔。挫折し、後悔し、絶望し、何も信じられなくなったホシノが、心を開き見せてくれる笑顔……笑ってくれるだけで私は癒やされます。ホシノは私にとってのカタルシスなのです。

ここまで読んだそこの君、「こいつ気持ち悪っ」と思ったでしょう。ですが好きに貪欲でなくては、なにより自分の気持ちに素直になるのは何も気持ち悪い事ではありません。
「客観的に見てみろ」まぁ確かにそうですね。ですが自分に蓋をし、苦しむのならいっそすべて解き放った方が良いではないですか。今の日本社会、他人の目がとても厳しい世の中ですが、それでも私はホシノを愛し、その想いを言葉にします。そこに嘘偽りは一つもありません。

来る2月7日、メンテナンス後に対策委員会編3章のプロローグが実装されます。ホシノの知られざる過去、ユメ先輩との関係性、アビドスの秘密、神秘、恐怖、崇高、反転、色彩、秘儀、複製(ミメシス)、Communio sanctorum(聖徒の交わり)、The Library of Lore(止め処無い奇談の図書館)、千年難題、怪談、アイン・ソフ・オウル、最後の預言者、無名の司祭、黄昏、jer 1:11、ゲマトリア、ネフティス、シャーレ、シッテムの箱、ヘイロー、連邦生徒会長……そして、ジェリコの嘆きと七つの古則。物語の鍵を握るキーワードがキヴォトスの過去に眠っているはずです。
私たちのすべきことは、その行く末を生徒たちと共に見守り、しっかりとこの目で見て、感じること。そして愛を忘れないことです。
最後に
ホシノ、愛してる

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