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サンクチュアリの外側
医師の働き方改革は急務だ。
24時間365日の医療を実現するために、医師たちは過酷な勤務を強いられている。もちろん全員というわけではないが、外科系を中心に、いつ起こるとも分からない急病に備え、時に寝ないで数十時間働き続けている。
以前論じたように、こうした事態が起こるのは、早い、安い、美味いの奇跡の「牛丼」医療を実現しようとしているからだ。コスト、アクセス、クオリティの3つは2つまでしか満たせない〜いわゆるオレゴンルールだ。
過労死するほど医師が働かなければならない現状を変える方法は3つ。
医師を増やすか、病院を集約化するか、アクセス制限をするか。
しかしどれもハードルは高い。
医師を増やすにはコストがかかる。病院を集約化するには「民意」の壁がある(多くの人は自分の自治体から総合病院がなくなるのを簡単には許容できない)。ちょっとしたことで救急車を呼ばないようにしよう、病院を受診しないようにしよう、とすれば、時に見逃しや手遅れを生じる。死生観の問題にもなる。
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