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先祖調査ビジネスの可能性

 先日の法事の話題をまだ引っ張るのか、と言われそうだが、今日も一つ。

 ただ、個人的な話ではなく、誰にでも通じる話だ。

島原の我が家の墓

 こうした墓参りをすると、自分が生まれる前に亡くなった先祖の名前が刻まれている。

 この人たちはいったいどんな人で、どういう人生を送ったのか。全く情報がない。職業さえ知らない。

 私の家は、その昔、島原の乱で人口が激減したために、幕府が年貢免除で募った移民に応募したのだという。

 どこにいたのか。伝え聞く話では、淡路島にいたという。

 さらに伝え聞くに、淡路島で海賊をしており、父がポリオにかかって足が悪くなったのは、先祖が悪行をしたからだ、と霊能者かなんだかに言われたことがあるという。

 全部伝え聞いた話で、全く根拠がない。

 墓石は淡路島から持ってきたのだ、と聞いたこともあるが、それも根拠はない。

 歳をとってくると、どうも自分の先祖のことが気になり出す。いったいどこから来て、何をしていたのか。

 そんな疑問に答えるのが、NHKのファミリーヒストリーだ。

 ちょうど島原から帰ってきた日に新作を放映していた。

 あの番組を見るたびに、NHKの調査力の凄さを感じてしまう。次々と古文書などを見つけて関係者を発見し、驚くような先祖を発見する。

 あの番組に出られるのは、著名な芸能人だけだ。

 時々一般人を調べる企画をやったりもするが、当選倍率は高い。

 ああ、あんな風に誰かが調べてくれたら。

 というニーズはあるようで、先祖を探す会社は調べれば出てくる。

 例えば…。


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