新型コロナ、5類以降後、解剖どうなる?
新型コロナウイルスの感染が広がった事で、大きな影響を受けたのが病理解剖だ。
検査もなかなかできず、ワクチンもない2020年ごろは、解剖は感染の危険性ありとして、空調設備や動線の確保など、よほどしっかりしている病院以外はなかなか解剖を行えなくなった。
私自身も、PCR検査ができず、みなしで感染疑いなしとされた症例の解剖を、空調設備が整っていない病院で行うのは怖かった。
実際、解剖の数が大きく減ったことはデータに示されている。2019年の10019件から、2020 年には7717件へ大きく減ったのだ。
あれから3年。いよいよ新型コロナウイルスは5類感染症となり、エンデミックのステージに近づきつつある。
病理解剖はどうなるのか…。
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