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病理医と「方言」
病理診断というのは、言葉を使う職業だ。
診断名を英語で書く習慣は、たぶん日本語の曖昧さを回避するためだろう。所見の欄は基本的に日本語で、どうしてこの診断に至ったかを書く。
というわけで、言葉の使い方にバリエーションが生じる。前にも書いたことがあるが、短い診断名ですら、診断名→採取臓器名→採取法の順で書くか、それとも採取臓器名→採取法→診断名で書くかなどバリエーションがある。
所見に至っては千差万別とまではいかないが、長い分様々なバリエーションがある。
だいたい出身大学や、ときに出身医局によって違っており、いわば「方言」のような感じになる。
病理医にも「方言」があって、同じ診断でもどのように表現するかが出身大学などの「流派」によって微妙に違う。
— 榎木英介 独立系病理医(学士編入) (@enodon) August 9, 2024
私のベースは最初に教わった大林千穂先生の書き方。大林先生がもともと聖路加病院で初期の研修をした方なので、どうもその流儀らしく、周囲にはあまりみない書き方。…
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