◯◯世代という言葉がある。
団塊の世代などは有名だろう。今は亡き堺屋太一氏が名付けたというこの言葉。戦後ベビーブーム世代の消費、政治動向などを鋭く切り取り流行語になった。
これは日本だけの話ではない。
例えばアメリカのロストジェネレーションは以下のように定義されている。
こうした世代論は、非常にざっくりしているのが特徴だ。
同じ年代に生まれたからと言って、必ずしも皆が同じ体験をしたわけではない。当然例外が出る。それを承知でざっくりと分類し、なんとなく当たっているなあという気になっているだけとも言える。
もちろん、何らかの調査である種の傾向が出ることもあるが、それもぼんやりしている。わずか1歳や2歳違うだけで大きな違いが出るわけではない。