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医学部受験のやめ方

 6浪というパワーワードがタイムラインを駆け巡った。

 一体何事かと駆けつけてみると…。

 フリーアナウンサーの原千晶さんが、医学部を目指して6浪をしていたという。

 御本人もXに投稿していた。

 たしかに時が止まった感が…。

 私も医師の端くれで、医学部の教員をしていたので、6浪の同級生がいたし、20浪なんて人も知っているので、"免疫"はある方だ。しかし、あくまで受かった側を知っているだけで、そんなにも長く浪人して諦めた側の人はあまり知らないので、かなり驚いた。そういう経験があっても、おそらく多くの人は隠していたのだろう。ネガティブイメージがつくので。

 しかし、原アナはあっけらかんと告白してくれて、しかもいま毎日が楽しいと言っている。

 私の研究室追放2回の公言どころではないポジティブな影響を世間に与えたのではないか。

 これは受験界にコペルニクス的転回くらいのインパクトがあるように思う。

 この原アナの勇気ある告白から、あらためて医学部受験のやめ時を考えてみたい。

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