
新型コロナウイルス雑感
先月、新型コロナウイルスは5類感染症になり、街もかつての日常を取り戻した感がある。
マスクをせず歩く人々。にぎわう飲み屋。
あの「ステイホーム」の日々はもうセピア色のアルバムの中に仕舞われた。
これでよかったのだ。医師として思うところはあるにはあるが、パンデミックは人々がリスクを受け入れたときに終わる。
つまり、病気を抑え込むことによって終わりが訪れるのではなく、人々がパニック状態に疲れて、病気とともに生きるようになることによっても、パンデミックは終わるということだ。
もう医師がどうこういうべき時ではない。
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