「天下り」と適材適所
10月20日夜に放送されたNHKスペシャルは挑戦的な内容だった。
ジャニーとメリーの喜多川きょうだい。ジャニーのあまりに酷い性加害。
ジャニーズにはさほど興味がない私も、母親が初代ジャニーズのメンバー2名と中学校の同級生で、その人たちが「ジャニーさんのところに行ってくる」と言っていたのを聞いていた。
なお、この中学校(代々木中学校だったか)、吉永小百合の妹とか、五輪真弓の姉とか、芸能関係の兄弟姉妹がいたそうで、なかなか興味深いところではある。
それはともかく、この番組は、同じNHKの報道部が、NHKの芸能関係の部門を批判するという、硬派な内容でもあった。
そのなかで、NHKの元理事を直撃取材していた。この人だ。
ジャニーズはそれだけではなく、税務署長を監査役につけるなど、あちこちに利害関係をつくり、追求されないようにしていた。
天下りではなく、適材適所という声もあるとは思うが、まごうことなき「利益相反」だ。
先日もLuup社が元警察官僚を監査役に付けたことが話題になった。
これが日本という国なのか…。
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