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縦の旅行と政治
何度か触れているが、カズオ・イシグロの「縦の旅行」は、非常に示唆的な言葉だ。
俗に言うリベラルアーツ系、あるいはインテリ系の人々は、実はとても狭い世界の中で暮らしています。東京からパリ、ロサンゼルスなどを飛び回ってあたかも国際的に暮らしていると思いがちですが、実はどこへ行っても自分と似たような人たちとしか会っていないのです。
多様性と言ったとき、地域や職業の多様性を考えてしまうが、色々な職業に就いている、いっけん多様に見える人たちが、例えば同じ大学出身だったとか高校出身だったといったことは起こり得る。
例えば、イギリスで政権交代が起きたが、保守党の党首が5人続けてオックスフォード大学出身だったというのは象徴的だ。
14年間の保守党政権
— Spica (@CasseCool) July 6, 2024
・全員がオックスフォード卒
・日本国首相より1世代若い(就任時平均49.2歳 最年長でさえ59歳のメイ)
・USだと弁護士が多く、日本だと党員か役人上がりが多いが、全員が民間企業出身(金融2+メディア2+エネルギー会社1) pic.twitter.com/zK46T0vh87
フランスだとグランゼコールか。
日本では東大出身の首相はもう鳩山さん以来いないので、そういうのはないが、家系的な結びつきなどがあるようだ。
というわけで、世界各地で、ある種のインナーサークルで権力や財産を回すことが行われいる。
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