ネットリとしたコネ社会からの自立
昨日の何気ない投稿が結構バズった。
いいねが万を超えたし、フォロワーが1日で200人近く増えた。興味深いことに、インプレッションはそう高くないのにいいねが多いし、フォロワー増がすごい。もちろんあくまで普段大してバズらない私目線の話ではあるが。
これをどう考えればいいだろう。
取引先や警察など、権力上位者の関係者を入れておかないとスムーズに動かない社会に対する不満のあらわれなのではないかと思う。
昨日の記事に書いた通り、様々な場面にこの種の利益相反がある。
バズったツイートは、実は上の記事を書いている最中に思ったことをツイートしたもので、上の記事が先に書いたものだ。
大なり小なり、こうした用心棒的な人事や、取引先優遇人事など、いわばねっとりとしたまとわりつくようなコネ人事は常態化している。そういうのを見聞きしている人も多いだろう。今回のバズは、人々が感じる、こうした状況への不満があわられたものだと言える。
例を出そうと思えば枚挙にいとまがない。しかも、法的には問題がなかったりもする。それゆえにノーということも難しい。
テレビ局が大物芸能人の子供などを採用するこも、それが大物が自局に出演してくれる可能性を高めるからだ。
銀行にかつて(今も?)存在したMOF担も、変形型のコネ人事なのだろう。
大蔵官僚が東大法学部卒なので、銀行も東大法学部卒を重宝した。同級生ならば話しやすいし、プライドの高い大蔵官僚は他の大学、学部の卒業生を見下しているから仕方ないといった面もあっただろう。
大蔵、今の財務官僚が再就職先に銀行を選ぶのも、その辺りを期待して銀行が受け入れるのだろう。
コネというのは、こういうものを期待したものなのだ、と言われればそれまでだが、逆に官僚側の論理が優先されることすらある。
手加減などを期待して官僚OBを受け入れても、官僚の支配が強まってしまえば、軒を貸して母屋を取られるになってしまう。その辺りの加減は難しい。
いずれにせよ、主導権を握る「お上」、これは政府だろうと、取引先だろうとどちらでもいいのだが、その胸先三寸でどうにでもなる状況に、忸怩たる思いを抱きつつも従わざるを得ない弱い立場に立たされるのは辛いものがある。
コネ自体を否定しているわけではないが、このような飴と鞭を併せ持つネットリとしたコネ社会を一体どうすれば、こうした状況から抜け出せるのだろうか。こうした状況を変えることができるだろうか。
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