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博士のキャリア問題改善の理由

 最近私が博士課程の学生だった四半世紀前より、明らかに博士課程の学生や博士号取得者後直後の人たちのキャリア状況は向上してきている。

 上記の記事のなかで経団連の資料を紹介したが、確かに民間企業はまだ一部しか博士号取得者を雇わない面はある。しかし、我々時代を見れば、明らかに状況が違う。

 私自身、政府の会議に出たり、本を書いたり、いろいろなことをしてきて、あたかもそうした動きが功を奏した間を感じることがある。

 無駄ではなかったのかなと…。

 文科省のポスドクキャリア事業の評価委員を何年も勤めた。

 何もやっていない、逃げたなどと言われるが、そんなことはない。表に出ず裏方でいろいろやっていたのだけれど…。

 まあ、それはともかく、いろいろな人たちが努力してきた結果、改善したとは思う。

 しかし、それがメインかと言われると、言葉が詰まる。

 なぜなら…。

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