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 今年もゴールデンウィークがやってきた。

 4月から新しい所属に移った人にとっては、緊張をとり休養できる一区切りというか、貴重な期間と言えるだろう。

 もちろん、医療従事者を含め、休めない人は多いだろう。私も昔はそういう時期もあったが、本当にお疲れ様と言いたい。

 ゴールデンウィークの思い出といえば登山だ。

 北アルプスの涸沢には何度も行って、雪のテント泊を楽しんだものだ。天候が悪くてこの時期穂高には登れなかったのだけど。

1993年だったかの涸沢

 いつぞや大学院生時代に、連休中に登山に行ってしまい、指導教官からこっぴどく叱られたのを思い出す。

 大学院生は休んではならんという先生だったから、登山に行くなんて言語道断だったのだろう。昭和の残り香が濃厚な平成初期。

 さて、そんな私もいまやフリーランスとなり、働かなければ一円も稼げない立場となった。

 そうなると、長い休みは収入源なので、痛し痒しではある。

 結構睡眠時間を削って働いているので、休みは嬉しいと思う反面、収入ゼロになるのは痛い。

 これは勤め人にはない感覚だろう。休みは必要だけど休むと遅れる。レースの給油や休憩をどうするかというのに似ている。

 月給制、あるいは年俸制はサブスクみたいなもの。もちろん残業手当はあるだろうが、時給、日給では働いている人間とは休みの捉え方が違う。

 だからこそ、休みをダラダラすごしてはいけないよなあ、と思う。よりよく働けるために、十分な休憩と燃料補給、そしてなにより気分転換ができればと思う。

 とはいうものの、どうしてもぼうっと過ごしてしまうことも多く、なかなか悩ましい。ぼうっとする時間もまあ、重要だとは思うのだけど。


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