見出し画像

【就活】グループディスカッション「書記」の秘策

就活のグループディスカッションには、司会(ファシリテーター)、タイムキーパー書記などの役割がある。このうち書記は、控えめに言ってもその作業に見合うとは言えない役割だ。

メモを取りながらアイデアや意見を言うのは難しいため、書記はどうしても印象が薄くなってしまう。なので、グループディスカッションでは自ら進んで書記に立候補するのは得策ではない

しかし、何らかの事情で書記になってしまうケースもあるだろう。例えば、他のメンバーがタイムキーパーに立候補してしまい、かと言って司会をやる自信がない場合などだ。

そのような場合に、書記としてどのように振舞えば高評価を得られるのだろうか

書記の役割は、アイデアや意見をメモすることである。それだけではない。議論を整理してまとめることも重要な役割だ(司会がやってもいいのだが書記がやっても構わない)。議論を整理してまとめることにより、その後の議論を発展させたり、より良い結論に導くことができる

議論が一段落したり、タイムキーパーが経過時刻を告げたりしたタイミングで、「では、ここまでの話を少しまとめてみましょうか」と言って要約を伝えれば、書記として好印象を残すことができるだろう。

オンラインGDの場合

オンラインGDの書記には秘策がある。

オンラインGDの書記は画面共有の「支配権」を持っている場合が多い。というのも、オンラインGDは通常、書記が画面共有したグーグルドキュメント等にメモを書き込んでいくからである。

この画面共有の「支配権」を活かさない手はない。書記は次の2つのことを同時並行で進めると良いだろう。

  • 画面共有したグーグルドキュメント等にメモを書き込んでいく(逐語的に書きこむのではなく、要旨だけで良い)

  • 画面共有していない、あらかじめ用意しておいたテンプレート図表で要点を整理していく

あらかじめ用意しておいたテンプレート図表」とは例えば次のようなものである(Canvaなどのサイトにテンプレートが多数ある)。

テンプレート図表(Canva)
テンプレート図表(Canva)

画面共有したグーグルドキュメントにメモを書き込んでいくとともに、適したテンプレート図表に要点をまとめていこう。

グループディスカッションの議論が一段落したところで、画面共有していたグーグルドキュメントを共有解除し、このテンプレート図表を画面共有するのである(グーグルドキュメントのメモも参照したい場合があるので、画面共有したテンプレート図表のほうに、さらにメモをコピペしておくと万全だ)。

テンプレート図表を画面共有する際に「これまでの議論をまとめてみましたので画面共有します。これをもとに議論を進めていきませんか」と言い添えれば、書記の評価は急上昇だろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?