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【就活】SPI性格検査で業界・職種に寄せる? 受検の注意点とは
SPIはリクルートマネジメントソリューションズ社が提供している検査で、ご存じの通り能力検査(言語、非言語)と性格検査がある。
今回はその性格検査について。
性格検査を実施する目的
企業がSPIの性格検査を実施する目的は、就活生と自社との「マッチング度」をはかるためと言われている。「マッチング度」は、面接に進む就活生を絞ったり、新人配属の参考にしたりするために活用する。
性格検査から分かること
「マッチング度」といっても漠然としているが、そもそもSPIの性格検査からどのようなことが分かるとされているかご存じだろうか。それは、以下の4点である。
性格的な特徴
職務への適応のしやすさ
組織への適応のしやすさ
ウソをついていないか(ライスケール)
順に見ていこう。
性格的な特徴
SPI性格検査では、就活生の性格的な特徴を、4つに分けて傾向を示す。
行動的側面(内向性外向性や持続性など)
意欲的側面(達成意欲や活動意欲)
情緒的側面(自責性や気分性など)
社会関係的側面(従順性や回避性など)
達成意欲について補足しておこう。
達成意欲とは、大きな目標と持ったり競争心が強かったりする指標である。逆に「達成意欲がない」とは、現実を受け入れたり、欲がなかったりする傾向のことである。
職務への適応のしやすさ
職務への適応のしやすさを、14項目で5段階評価する。
14項目とは、関係構築、交渉・折衝、リーダーシップ、チームワーク、サポート、フットワーク、スピード対応、変化対応、自律的遂行、プレッシャー耐性、着実遂行、発想・チャレンジ、企画構想、問題分析である。
組織への適応のしやすさ
組織への適応のしやすさを、4項目で5段階評価する。
4項目とは、創造(自由闊達さ)、結果(成果重視)、調和(アットホームさ)、秩序(ルール重視)である。
ウソをついていないか(ライスケール)
性格検査には、ウソをついていないかを図る質問が含まれており、虚偽の回答をしている度合いが測られる。この度合いはライスケールとも呼ばれている。
ライスケールが高い場合は「自分をよく見せようとする傾向があります」などと注記されるので要注意だ。
また、同じ内容で表現が異なる設問が何度か出題されるが、回答に矛盾があると良くないので、回答には一貫性を持たせる必要がある。
受検時の注意点
受検時の注意点を、攻めと守りの両面から挙げてみよう。
守りの部分
素直に回答する(ウソをつかない)
回答に一貫性を持たせる(矛盾を生じさせない)
また、じっくり考えたりすると回答時間が不足してしまう。回答できない設問があると正しい結果が得られない場合があるので、
全問に回答する
を付け足しておく。
攻めの部分
職務への適応のしやすさは、企業にチェックされている可能性が高い。守りの部分を固めた上で、志望する業界や職種に多少は「寄せる」必要はあるだろう。例えば、営業職であれば、関係構築、交渉・折衝、フットワークの各項目は高得点に越したことはない。
ただ、回答を「寄せた」結果、自分に合わない企業や職種に携わることになっては本末転倒なので、「攻めの部分」はあまり気にせずに素直に回答するというのが、長い目で見れば結局良いのかもしれない。