【就活】生存者バイアスには要注意
就活生にとって、有名企業に内定した先輩のアドバイスを聞くことは一見有用であると思われる。その先輩がどのようにして成功したのか、どのようなスキルや資質が評価されたのかを知れば、自分も同じように成功できると考えるかもしれない。
しかし、この考え方には大きな落とし穴がある。それは、内定を逃した就活生の経験や考え方が無視されている点である。内定を得た先輩の方法が全ての人に当てはまるわけではなく、その方法で失敗した人も多くいるはずである。
さらには、同じようなスキルを持っていて同じような方法で就活を進めても、結果は異なりうるだろう。内定には少なからず「運」という要素もあるからだ。
就活生が内定に向けて有用な情報を得るためには、成功例だけでなく失敗例もしっかりと学ぶ必要がある。成功した就活生の話は確かに参考になるが、上手くいかなかった就活生から学べることもある。
生存者バイアスに陥らずに(内定者の成功談を鵜吞みにせずに)、参考にできるところは取り入れながら、よりバランスの取れた視点で就活を進めることが重要だ。
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