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事業復活支援金は、月次支援金と違い審査部門の担当会社が公表されているという話

#事業復活支援金 #不備ループ #月次支援金

法人最大250万・個人最大50万円が給付されるものの、一体いつから申請が始まるのか依然不明なままの事業復活支援金、経済産業省のサイトによると、事務事業についてデロイト トーマツ ファイナンシャリーアドバイザリー合同会社と本日12/21に契約を結んだとのこと。
https://bit.ly/3pfl4Fy

一時及び月次支援金のサポート業務をした士業なら不備ループに悩まされた経験を誰しもお持ちだと思うので、事業者を支援する気ゼロのデロイト トーマツの名前を聞くだけで絶望的な気分になるとともに、申請開始後の暗い未来も十二分に予想され今からため息が出そうな気分になるのでは。

全く同じ内容の書類を提出しているにもかかわらず、支援と不支給月が存在する(もちろん売上要件は満たしています)理由が理解不能で、後半の月次支援金はたまたま貰えたらラッキーと、ギャンブルとして考えるしか消化のしようがありません。
困窮している事業者を救済するのがそもそもの目的だったのでは?と思いますが、中小企業庁にその意識はないようです。

そんな中、今回再びデロイトトーマツの名前が出てきた事業復活支援金ですが、ちょっと面白い資料が中小企業庁のサイトで見れます。
それがこの↓履行体制図。
https://bit.ly/3qizWSO

これは事業復活支援金の実施体制(要は再委託先一覧)を表にしたものですが、その中に「審査及び審査内容の確認業務」を行う委託先の名称が記載されています。

ちなみに審査の確認業務を請け負うのは
・デロイト トーマツ リスクサービス(株)
・デロイト トーマツ税理士法人

一時及び月次支援金の不備ループをくらった人ならわかると思いますが、

最初に一律同じような内容の追加証憑提出依頼指示が来る

コールセンター(以下CC)に問い合わせる

CCでは的を得た具体的な回答が得られない(そもそも審査とCCが連携していない)

じゃあ審査部門に直接聞くから連絡先教えて

審査部門に直接の連絡先はない

CCのあやふやな回答を元に推測して追加書類を準備・提出

ひたすら不備ループ

不備に関してだいたいこんな流れになるかと思います。

なんで最初に要綱通りの必要書類を用意しているのに、審査要件に関係のない書類の提出を後からドンドン請求されるのか聞いても、CCは審査を担当していないのでわからないの1点張り。

申請者側としても、そもそもどこが審査を担当しているのか不明なので聞いていく事も出来ず、このあたりで手詰まりとなり、グルグルしている間に一方的に期日を定められ不備により却下とされてしまいます。
もしくは先に精神的に限界が来て自ら取り下げてしまうか、どっちか。

余談ですが、夏ぐらいまでは申請の取り下げは申請者自身の操作では出来ず、わざわざCCに電話して依頼しなければ取り下げの手続すら出来ませんでした。ところが今では取り下げボタンが登場し、自ら取り下げろと言わんばかりの仕様に変わっています。なんででしょう?

さて、翻って今回の事業復活支援金、審査の確認業務をどこが請け負ったかが、はっきりと公表されるようになりました。
もちろん一覧には電話番号などは載っていませんが、ちょっと調べればわかりますし、税理士法人ならイザという時は税理士会経由でなんとでもなるでしょう。

ということで、一時・月次支援金に比べて事業復活支援金は、多少透明度が増しているようにも思います。仮にこれまでの支援金と同じような事があっても、相手方の存在場所がわかればやりようも色々と出てくるでしょう。


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