パソコンデスク作成(前編):きっかけ~天板作製まで
パソコンデスクを作ろうとなったわけ
先日現在の現在使ってるパソコン周りの機材について紹介しました。
が、天板が縦40cm横80cmと世間一般的なデスクと比べるとめちゃくちゃ小さい。なので、どれだけ綺麗に機材を配置したり整理したりしても
”コードがどうしても多いから綺麗にならない”
”モニターが大きい+機材が最小限とはいえ多いので狭く見える”
という2点は物理的に解決が不可能だったため、PCデスクを作ることに決めました。
ただ、今の場所に合うサイズの机を探すのは難しいということを中心に自分で作成することにしたので完成までの流れをまとめておきます。
天板と脚の素材を決める
結論から言うと今回は
天板:アカシアの18mmの集成材
脚:IKEAのADILS(オディリス)
を使うことに決めました。
天板は今回コストパフォーマンスと見た目のバランスを取ってます。
木材の種類はまず無垢材と集成材があります。無垢材は1枚板でつなぎ目がないですが、1枚板なので色が統一されてますがその分高い。集成材は小さな木を組み合わせて作るので色が少しばらけますが、比較的安価。
個人的には無垢材より集成材のほうがグラデーションもあるため好きなのと、無垢材を使うほどコストをかけるのは微妙なのでPCデスクは集成材がいいかなと思います。
木の種類はよくデスクに使われてるものだと、ラジアタパイン・アカシア・ウォールナット・杉の辺りですかね?
今回は周りの家具の色に合わせるために少し暗めがいいと思いつつウォールナットはコスパという部分では悪いので、アカシアを選択しました。
厚みに関しては今回は横幅95cmとかなり小さめのため、18mmを選択してます。よくデスクで利用されている厚みは30mmですかね。横幅が1m超える場合などは30mmぐらいあったほうが安心だと思います。厚みに関しては木の材質などにもよるし、見た目の好みなどもあるので難しいところです。
脚は色々ありますが、形から選ぶのがいいかと思います。
脚に関しては個人的に大きなこだわりがないため、一番安価であろうIKEAのADILS(オディリス)を使用することにしました。
天板を購入して加工する
今回はIPC DIYLabさんで木材を購入させていただきました。
面取りなどをお願いしようと思ったのですが、せっかくなら自分でやろうということでカットのみ依頼して注文。
届いた木は角の丸み加工と、それぞれの面を面取り加工していきます。
この時めちゃくちゃ便利なのがNTドレッサーという工具。
持ち手がついたヤスリなのですが耐久性があってコスパがいい工具のため、木材を加工する人は絶対買ったほうがいいです。
自分は持ち手がアルミタイプのものを持っていて、やすりの部分は中目と大粗目を持っています。
中目は面取り加工に使っていて、大粗目は角を丸くするときのように大きく一気に削りたいときに使ってます。とにかく一回使ったら感動するぐらい削る加工の時間を短縮できるのでおすすめ。
削る速度も最高ですが、よくある木工用のやすりと違って力が均等に入るので、平面に削れるので綺麗に仕上げやすいです。
角の加工はこんな感じ
今回は自分側の角部分だけこのような加工にしてます。(壁側は少し角を落とした程度)
各場所の面取りをした後は600番手の紙やすりで綺麗にしていきます。削るときは均等に早く削れるように工具に紙やすりを付けて削っていきます。
紙やすりを一回かけて綺麗にしたあとに、固く絞った布で拭いてあげると毛羽立つのでそれがなくなるまで綺麗に削ると仕上がりがよくなります。
蜜蝋を塗る
木材は表面に撥水加工などがされていないため、どうしても使ってくると汗などで汚れてきます。また、今回は木材の色のトーンを落としたかったため蜜蝋クリームを塗ることにしました。今回購入した蜜蝋はこちら
よくあるBRIWAXも使ったことはあるのですが、今回はそこまで暗くする気はなかったのと以前使ったときに結構面倒だったため蜜蝋クリームでいいかなと思ってましたが結果的には大正解でした。
使い方は簡単でスポンジやウェスに蜜蝋クリームをとって塗り込んでいくだけ。匂いもないので室内でも使えるのがいいですね(BRIWAXは匂いがそれなりにあるので換気しないと作業できない)
これは塗っている最中の画像ですが、左が塗ったところ右がこれから塗るところ。基本的には無色です蜜蝋が染み込むことによって色のトーンが落ちているのが分かります。
上部分と外周に蜜蝋を塗り込んで終了。裏側に関しては見せる部分ではないのと、今後配線処理をするときに両面テープを使ったりする予定があるため塗りませんでした。人に見せるものでもないのでヨシッ!
塗り終わったら乾燥させたあとに綺麗なウェスで吹き上げて終了です。
仕上がりはこんな感じ。
蜜蝋を塗る前と比べると木材の色に深みが出ており、狙った色になったためかなりうれしいです。
今回は脚がまだ届いてないので、ここまで。このあと後編として脚の設置と配線周りの処理をするのでそのあたりを紹介していければなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?