物議を醸している「人生会議」のポスターについて・・・
【すべての相続を「円満相続」に】
【だれもが夢をもてる社会へ】
家族と会社の世代交代をアシストします、
弁護士の盛田哲矢です^ ^
さて、厚労省のとあるポスターが物議を醸していますね!
伝え方はともかくとして、
伝えようとしたこと、
アドバンス・ケア・プランニング自体は大切なものです。
(ポスターの是非についてコメントするものではありません。)
実は、私は以前にアドバンス・ケア・プランニングについて
記事を書いたことがありました^ ^
若干ブラッシュアップしてシェアしますね!
< アドバンス・ケア・プランニングも終活も元気なうちに >
【相談者】
最近、父が末期がんだとわかり、余命が1年と言われたんです。
父は、ものごとをきちんと理解できる状態ですが、
父に末期がんのことを伝えるべきかどうか悩んでいて・・・。
【弁護士】
悩ましいですよね。
最近では、治療を受けるかどうかなどについて、
きちんとした情報に基づいて自分で決めるという自己決定権が重要だと言われています。
お父様は、どのようなお気持ちなのでしょうか?
【相談者】
わからないんです。
まさか父がこんなことになるとは思ってもみなかったので…。
末期がんだと知ったらショックで逆に寿命が縮んでしまうのではないかという気がして言い出せないんです。
【弁護士】
まさかこんなことになるとは思わなかった・・・
本当にそうですよね。
お父様がこうなったときにどうしてほしいかをきちんと考え、
家族に伝えていれば、こういうことにはならなかったのにという後悔もあるかもしれませんね。
医療の世界には、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)というものがあるのですが、ご存知ですか。
【相談者】
聞いたことはあります。ACPとはなんですか?
【弁護士】
簡単に言えば、
末期がんになったなどのもしものときに備えてケアや治療等について話し合っておくことです。
最近流行りの「終活」もここに含まれますね。
【相談者】
そういうものがあるのね。
でも、元気なうちにもしものことを考えるなんて嫌だわ。
実際になってみないと、どうしてほしいか、想像できないし。
【弁護士】
後ろ向きの印象を持たれるのですね。
しかし、ACPも終活も、
残りの人生をどのように生きるか、自分らしい人生は何かを考えるという
本当は非常に前向きなものなんです。
それに、なってみないとわからないかもしれませんが、気持が変わったら書きなおせばいいので、やってみることには十分意味がありますよ。
【相談者】
そうなのね。こんなことになるなら、あらかじめ父と話し合っておけばよかったわ。
【弁護士】
ACPも終活も、できるのは元気なときです。
30歳の私もある意味で終活をしていますし、「早すぎる」なんてことはありません。
まずはあなたがはじめましょう。
終活でわからないことがあれば、お気軽にご相談ください。
という感じです^ ^
自分や大切な方が亡くなることは悲しいことです。
たしかに考えたくないですね。
若ければ若いほど、考えようともしないと思います。
しかし、記事にも書いたように、
ACPも終活も、本来は、残りの人生をどのように生きるか、自分らしい人生は何かを考えるという本当は非常に前向きなものなのです^ ^
とはいえ、「人生会議」のポスターが物議を醸すように、
伝え方はとても大切です。
この観点から、私は、「終活」というのが好きではありません。
「死」=「終」と表現しているからですし、
「終活」といったときに多くの方が連想するのが、
整理・片付けにとどまっている現状があるように感じるからです。
そこで、私が広めようとしているのが、「修活」です!
詳しくは、こちらに記載してありますので、
是非ご覧ください^ ^
今回の「人生会議」のポスターをきっかけに、
一人でも多くの方がACPや「修活」に取り組むようになることを願っています^ ^
以上、
【すべての相続を「円満相続」に】
【だれもが夢をもてる社会へ】
家族と会社の世代交代をアシストする、
弁護士の盛田哲矢でした^ ^