修活のための年末年始の活用法②
【円満相続・修活⑨】
☆すべての相続を「円満相続」に
☆だれもが夢をもてる社会へ
家族と会社の世代交代をアシストします、
弁護士の盛田哲矢です^ ^
本日のお話は、
修活のための年末年始の活用法②
です。
2019年も残すところ、本日と明日のみです。
すでにご実家に帰られた方も、これから帰るという方もみえると思います。
年末年始は、
普段は離れて暮らす家族が集まる貴重な機会です!
これを将来の円満相続に役立てていきましょう!
1 前回のおさらい
前回は、「家族写真から始めてみよう!」と書きました。
2 今回のテーマ 〜まずは自分の修活〜
今回は、
ご両親に勧める前に、あなた自身が修活をしてみよう!
というお話です^ ^
「修活」ってなに?という方は、
次の記事をご参照くださいね^ ^
3 どうしてまずは自分なのか?
⑴ いきなりお父様・お母様はハードルが高い
修活をする緊急性が高いのは、
自分よりもお父様・お母様なのに、
どうしてまずは自分から、なのでしょうか?
その理由は、
「終活をしてよ」と言われたときのお父様・お母様のお気持ちにあります。
想像してみてください。
あなたが60歳、70歳になってきたときに、
お子さんから、
「お父さん(お母さん)、そろそろ終活しておいてね!」
と言われて、エンディングノートを渡されたとしたら、
どう思うでしょうか??
「おう、わかった!やっておくわ!」
「ええ、わかったわ!やっておくわね!」
となるでしょうか??
そうなる方は、少数ではないかというのが私の肌感覚です。
それよりも、
「俺(私)の財産を狙っているのか?」
「俺(私)に死ねというの?(早く死んで欲しいというの?)」
という反応が返ってくるのではないでしょうか??
また、あなた自身も、
そのように言われるのではないか?と恐れて、
お父様・お母様に言い出せないのではないでしょうか??
いきなり、お父様・お母様に終活をしてもらうのは、
ハードルが高いのです。
⑵ 実際にあった失敗例
実際にあったケースですが、
私の知人が、自らの夫の両親のことを心配して、
夫にエンディングノートを渡したことがありました。
知人としては、夫が将来相続で困らないようにという思いで渡したのでしたが、夫から返ってきた言葉は驚くものでした。
「俺の親を殺す気か?!」
私の知人は、そう言われて、怒られたそうです。
このケースは、お父様・お母様に勧めるまでいかず、
夫で止まってしまったというものですが、
ハードルの高さをよく現していると感じられるものです。
知人に悪いところがあったわけではなく、
一種のコミュニケーションエラーだと思います。
4 だからまずは自分から
⑴ まずは自分が終活を
いきなりお父様・お母様に終活をしてもらうのはハードルが高い。。。
ではどうしたらいいでしょうか??
その答えの1つが、
「まずは自分がやってみる」というものです^ ^
あなたが、
エンディングノートを書き出したり、
任意後見契約書を作成し出したり、
遺言書を作成し出したりして、
それをお父様・お母様が知ったとしたら、
どう思うでしょうか??
きっと、
「なんで若いお前(あなた)がそんなことをしているんだ(しているの)??」
と不思議に思うのではないでしょうか??
不思議に思い、興味を持ってもらえたら、まずはOKです^ ^
これに対して、あなたは、
「え?普通でしょ?」
「自分の大切な子どもたちのために、できることはしておかないとね!」
と明るく返してみましょう^ ^
お父様・お母様は、
はっとして、「自分もやらないといけないかも・・・??」
と思ってくれるかもしれません。
続けて、あなたは、
お父様・お母様に対して、
「必要なときはいつでも助ける、サポートする」ということを伝えておくとよいでしょう^ ^
そうすれば、お父様・お母様から、
「どうやったらいいの?」
「教えてよ」
「一緒にやろうよ」
という言葉が出てくるかもしれませんね!
⑵ 自分が終活するより、もっとよい方法
しかし、実は、これだけでは不十分ではないかとも思っています。
終活がネガティブなものだからです。
よりよいのは、もっとポジティブな修活です。
あなたが行うのが、
終活にとどまらず、修活であれば、
あなた自身が自分の人生を充実させることができますし、
お父様・お母様の人生をも充実させられるでしょう^ ^
あなたが生き生きワクワクして、
やりたいことをやっている姿を見せてあげましょう!
あなたのお父様・お母様に、
「やりたいことはなに?」
「できないことないよ!やってみようよ!」
とお声かけして、お父様・お母様にも生き生きワクワクしてもらいましょう!
修活のやり方を知りたいという方は、お気軽にお問い合わせください^ ^
以上、
☆すべての相続を「円満相続」に
☆だれもが夢をもてる社会へ
家族と会社の世代交代をアシストする、
弁護士の盛田哲矢でした^ ^