#終の棲家さがし① ーライフヴィジョン研究室えんかつ
私はライフヴィジョン研究室えんかつ、主幹の吉川和世と申します。
セカンドライフのライフプランニングの中で、60歳を過ぎたら「終の棲家」について考えましょう~と提唱しています。
2024年に入って、62歳の自分と92歳の父親と二人の終の棲家探しが急速に進んでてんてこ舞いしたお話を綴ります。
私の両親は私が高校3年生の時に離婚して、私は現在92歳の母親と東京で同居をしています。
父親は10年ほど前に、実家があった鹿児島の養護老人ホームに入っていましたが、昨年11月に軽い脳梗塞で入院、ほとんど後遺症なく退院したのですが、気力・体力ともにかなり弱っていました。
新型コロナの影響で、散歩もレクレーションも行われず、また入れ歯が合わなくても歯医者にも行けずに、十分な食事がとれていなかったので筋力が無くなり、脳梗塞の前から歩行器を使って介護2の状態でした。介護3になったら、今の施設から退所しなくてはなりません。
同じ東京にいる姉と相談して、「このままではかわいそうだから、もう少し自由でリハビリができる施設を探そう」ということになり、ネットで鹿児島の施設を探し、2月27日~29日まで、6か所の住宅型有料老人ホームと1か所のサービス付き高齢者住宅を見学しました。
住宅型有料老人ホームもサービス付き高齢者住宅も民間が経営する高齢者向けの施設です。
どちらも賃貸のアパート形式になりますが、サービス付き高齢者住宅は、通常のマンション・アパートのように入り口から独立していて玄関、バス、トイレ、キッチン、居室があり、入居者が顔を合わすことはあまりあまりありません。年齢制限も60歳以上となっており、夫婦や親子、兄弟で入ることが可能です。緊急かけつけアラームがついていたり、日中コンシェルジュのような人がいるところもあります。
住宅型有料老人ホームは、入口は一緒で、各部屋がその人の家のようなイメージで、居室にトイレがある部屋とない部屋もあります。共用部分に、食事やおやつを食べるダイニングやお風呂があります。
どちらも、介護サービスを別に申し込んで利用します。住宅型有料老人ホームの場合は、デイサービスの通所施設が併設されているところが多いようです。
住宅型有料老人ホームは、住居費、食事代、管理費で1か月の利用料金が決まります。
鹿児島は住居費=家賃が安いので、3万~5万円
食事代は、4万~5万円
管理費は、2万~5万円ぐらいで、
合計12~13万円になります。
それに介護保険からデイサービス等を利用するので、
介護2ならば自己負担の上限が2万円弱にかかります。
次回に続く