[NFTプロジェクト分析レポート#1]- CloneX(0)
皆さんこんにちは!enmaiです。
「オンチェーンデータ分析って何?」
「普通の分析と何が違うの?」
「正直何がアウトプットとして出てくるのかよくわからない!」
という意見をいただくことが多いため、少しづつですが過去のプロダクトや施策に対してオンチェーン分析を実施し、レポートとして公開していこうと思います。(自分の学習も兼ねています。)
過去のプロダクトを題材にしている理由は、現在オンチェーンデータをうまうましている皆様への配慮のためですw
分析レポート#1はかの有名なNFTプロジェクト、CloneXについて、コホート分析を実施していきます。
今回は前提知識としてCloneXのプロジェクトについて復習していきましょう!
CloneXについて
CloneXは2021年10月にリリースされた世界的に有名なNFTコレクションの1つです。デジタルファッションNFTブランドであるRTFKT(アーティファクト)と、日本の現代美術家である村上隆氏がアバターデザインに関わり、制作されました。合計20,000体発行される予定で、現在はプレセールで11,133体が販売完了しています。プレセール実施時は販売価格0.05ETHでしたが、パブリックセールは3ETHからのダッチオークション販売で3ETHで即完売。現在(2022年10月31日時点)のフロア価格は8.4ETHです。
また、CloneXには8種類のDNAが存在し、それぞれ様々なレアリティ(希少性)をメタデータとして保有しています。
CloneXといえば、2021年の12月に運営会社のRTFKT(アーティファクト)をNIKEが買収したことにより大きく価格が上昇したNFTとしても有名です。
買収後もNIKEとコラボし、複数のNFTコレクションを販売&ローンチしています。
CloneX Forging SZN 1
CloneX Forging SZN 1は2022年8月31日から2022年9月7日の間にミントされたNIKEとCloneXとのコラボNFTです。NIKEの「エアフォース1スニーカー」、「キャップ」、「シャツ」、「フーディー」、「ジャケット」、「ソックス」といったファッションアイテムがNFTとして発行され、NFT所有者はフィジカルアイテムも入手できます。
また、これらのNFTは「Clone x Genesis Collection」「Murakami Drip Collection」「Human DNA Collection」「Robot DNA Collection」、「Demon DNA Collection」「Angel DNA Collection」「Reptile DNA Collection」「Undead DNA Collection」「Murakami DNA Collection」、「Alien DNA Collection」という計10種類のNFTコレクションとしてもローンチされ、「Clone X」ホルダーは、各ファッションアイテムのNFTを2つまでミントでき、「Clone x Genesis Collection」に関しては1つミントできました。なお「Clone x Genesis Collection」の「CLONE X GENESIS T-SHIRT」はなんと、全「Clone X」ホルダーが無料で入手できるチャンスがありました。
RTFKT-MNLTH
NIKEに買収された後初めてコラボしリリースしたNFTシリーズで、2022年2月に公開されました。「モノリス(Monolith)」という言葉に由来するMNLTHは、回転する黒いボックスの側面にナイキのロゴとRTFKTの稲妻ロゴをつけたNFTになっており、CloneXおよびPodXの保有者に対して無料配布されました。このNFTは様々な実在のコンテンツと結びつけられるようになっており、NFT販売終了後、MNLTH NFTの所有者はまだ公表されていないNIKEとRTFKTのMNLTHコレクションの様々なアイテムを受け取る権利を得ることができます。
公開から2ヶ月後、ボックスの中身はNike Dunk Genesis Cryptokickだったことが明らかになりました。
RTFKT × Nike Dunk Genesis Cryptokick
Nike Dunk Genesis CryptokickはNFTスニーカーで構成されるメタバース・シューズコレクションで、2022年4月22日に発売されました。Skin Vials(スキン・バイアルズ)と呼ばれるNFTアイテムで外観を変更することができ、1000通り以上のカスタムが可能で、自分好みのNFTスニーカーをアレンジできます。Skin Vialsは8人アーティストによって制作されており、異なったレアリティが存在します。
また、AR(拡張現実)でNFTスニーカーを着用する「Snapchat」によって購入したスニーカーを履くことができます。
RTFKT - CloneX Mintvial
CloneX をミントできるNFT。レアリティが高いCloneXがmintされる可能性あるため、CloneXと比較してより高値で取引されています。
RTFKT x NIKE AR HOODIE PRE FORGED
「RTFKT x Nike AR Genesis Hoodie」は、バーチャル上のアイテムと実在のパーカーがセットになった製品で、実物には、NFC(近距離無線通信)チップが搭載され、服とNFTの間で無線通信が行えます。また、トラッカーとQRコードを組み合わせて、パーカーに「ARで命を吹き込み、バーチャルな翼などのエフェクトをかける」ことができるそうです。リリースは7月22日から25日の間に公式サイトにて実施されました。CloneXや、RTFKT x Nike Dunks Genesis CryptoKicksの保有者は早期に手に入れることができるという特典がありました。
皆さん、CloneXについて、少しでも知って頂けましたでしょうか?
将来日本でもこのような一流のNFTクリエイティブスタジオが出てくるといいですね!
次回から本格的にオンチェーンデータを複数の観点から分析してみます!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!!