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最初にこれを売りたいと考えると、その商品は絶対に売れない、お客様の欲しいものを聞いて形にする
起業するときに、いろいろなアイディアをカタチにしていきますが、多分それはお客様が求めていることとはぜんぜん違います。
本当に必要な事は、お客様から学ばなければなりません。ビジネスは、お客様が決めることで、起業した人が決めるものではないと私は思います。最近になって思うようになりました。
お客様の要望に応える商品
例えば、この商品を世の中に売り出したいと考えたとしましょう。こんなことが他社とは違うので、うちの商品は絶対に売れるとアピールします。でも、でも、それは売れません。
売りたいものを売るのではなく、お客様の欲しいものを売らなければビジネスは成功しません。
私の会社にもいろいろな商品を売りたいとメールでの問い合わせがあります。99%は売れないと思います。自分ではわからなくても他人が見ると直ぐに「これは売れないだろう」という商品ばかりです。
なぜ、こうなってしまうのか考えた時に、自分一人で決めて商品を作ってしまっているからだと考えます。そこにお客様の気持ちが何も入っていないから、売れないのです。
私の会社の場合
ホームページ制作会社ですが、最初の頃の仕事は、いろいろなことをやりました。
・パソコン買いたいけど選んでくれないかな
・ワードを教えてほしい
・エクセルで自動計算する計算式を入れてほしい
・これを印刷してほしい
・パンフレット作って欲しい
・ブログの設定してほしい
・名刺作って欲しい
細かい仕事が多かったですが、喜んでいろいろとやりました。起業して直ぐは、とにかく何でも仕事していました。その中で、お客様の傾向とか要望の後ろにある本当の気持ちなどがわかってきました。
例えば、パソコンが欲しいという人にパソコンを選んであげるだけではまだ不十分です。
本当の気持ちを考えると
・パソコン買ったら使えるかな
・値段が高いものが良いのかな。安いパソコンはあるのかな
・どうやってつなげば良いのかな
・ソフトのインストールは自分でするのかな
これを想像しながら話をすると、安心感からか次もいろいろなことをお願いされるようになります。これが本当に大切な事だと思います。今だから分かってきました。
お客様の要望を聞ければビジネスになる
先にビジネスモデルを作っても、その通りにいくことは無いでしょう。それなら、お客様の要望からビジネスモデルを作っていくことが大切だからです。
最初に商品を考えるよりも、お客様がお問い合わせをしやすい仕組み作りを先に考える方が上手くいくと思います。
私は、ホームページ制作会社ですので、お客様から頼まれた仕事が終わると、自社ホームページにその経緯などをブログ形式にして書いていました。細かく書くことで、それを見たお客様からのお問い合わせがあったりしました。
今ならSNSを使っていくのが良いと思います。
まとめ
起業の時のアイディアは、そのままではお客様の要望に応えていない
本当のビジネスモデルはお客様から得られる
お問い合わせが増える仕組みやコミュニティーを使っていくのが良い