AIが人間に変わる未来があるけど、人間型ロボットが出来るわけではない話
AIによって人の仕事が奪われるという話がありますが、これは今している仕事がAIに変わっていくということで、人の仕事はもっと違うことに変わっていくことになります。
そのAIに変わるというのは人間型ロボットが出来るわけではありません。
人間型ロボットが出来ても良いのですが、これって大変じゃないですか。よくイメージされているのが、人間型ロボットに仕事を奪われるような感じですが、そんなことは何十年後になればよい話で、AIが人間に変わるということは頭脳が変わるという話です。
Aiとは
AIとは、人工知能のことで、人間の脳の部分にあたります。いろいろな情報を吸収して、考えて、答えを導き出すこの機能のことを言います。膨大なデータから最適なことを考え結論を出す知能の事を言います。
毎日、人間が判断していることをAIが最適な方法を選択して導いてくれます。
ITという情報技術に頭脳が加わる
ITを活用して効率化するという方がわかりやすいかもしれません。コンピュータが判断してくれる方が、間違いが少ないという考えで効率化します。
イメージとしては、ITは言われたことを素直に従うコンピュータに対して、AIはそこに2つ以上の答えの中から判断するという頭脳が加わります。
AIがする仕事
一つの例として、ITは指示通りに動くコンピュータで言われたことは完璧にこなします。AIは、そこに頭脳が加わり、話しかけると会話の中から最適な事を導いてくれるような感じです。
商店の仕入れの発注を考えた時、今日は雨だからお客さんが少ないから、仕入れを少なくしよう、傘とかを手に取りやすいところに置いておこうなど、人間の感覚に頼っていたとします。
そこにAIを取り入れると、天気予報の情報を時間単位で調べて、イベントなどがあるのか調べ、1年前の同じ日には売り上げがどうだったのかデータを見て、最適な仕入れ商品と数量を発注してくれるという感じです。
AIが人間に変わる仕事をするけど、人間はもっと違う仕事が出来る
膨大なデータの処理から導き出す仕事はAIに任せた方が効率的です。ここを人間がやっていたとしたら、AIに置き換えたほうが良いというのはわかります。
だから、仕事を奪われると考えますが、もっと前向きに考えてみましょう。
AIが面倒なことをやってくれるから、出店数を増やしやすくなると思いませんか。少ない人数で、数店舗を管理出来てしまうと考えると売り上げを上げやすくなります。
レストランでは、入ったばかりのアルバイトさんには、AIに指示された通りに動くようにして、仕事を覚えてもらうという仕組みも出来ます。アルバイトさんは、先輩などに聞きにくいことも、AIなら最適な指示を出してくれますので、仕事もやりやすくなります。
人間型ロボットにはならない
ではこのアルバイトさんの代わりにロボットに変るかと言うと、私はそうは思いません。やっぱり人と人が会話するところは、ロボットでは味気ないと思います。これも古い考え方になるかもしれませんが、そこまでする必要もないでしょう。
だからAIが人間に変わるというけれど、人間型ロボットにはならないと考えています。あくまで頭脳がAIになると思っています。