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「連休のBGM」

2022年 5月2日のブログ
 CMS Records web site  http://cms-records.biz

このブログはCMSレコード HP のブログ http://soboro.sblo.jp/ 「そぼろ」by CMSレコードエンジニア 小宮山英一郎 から、転載しています。


 昨日はこの時期としては随分と涼しいと書きましたが、今日はさらに気温が低くなりました。今日の日付の最高気温は、夜中の20℃で、夕方の今の気温は17℃くらいですから、もう冬の温度と言って良いかもしれません。
 どうやら本土の気温もどこも低めらしいですが、これでは天気も悪いですし、観光地沖縄のゴールデンウイークは台無しです。
 明日以降は気温は25℃くらいまで上がるという予報が出ていますが、もしかしたら予報が外れれば、多少の晴れ間も出るかもしれません。

 涼しいを通り越して、寒い感じなわけですが、私は観光客ではないので、それはかまわなくて、むしろ暑くないほうが過ごしやすいのですが、湿度は高いので、気温が低いと、エアコンの除湿が効きにくいのが悩みの種です。今の部屋の中の気温は21℃、湿度は61%ですから、外より暖かい割には、湿度はしっかり下がっていますね、、。エアコンの性能は決して悪くはないのかもしれません。

 話は全く変わりますが、ブログを書きながら聴いているBGMですが、今日は珍しく、ジャズピアノのBill Evansです。最初聴いていたのが、多分存命中の最後のリリースになったアルバム、「We will Meet Again」でした。
 最後のアルバムにしては、あまりにも意味深なタイトルですが、そのアルバムは珍しく、クインテット構成です。リリース当時、私はこのLPを買いましたが、それほど良い印象はありませんでした。
 演奏自体は、健康状態が悪いはずのBill Evansは元気なプレイをしていますが、クインテットのメンバーとは初顔合わせのせいなのか、私の好みなのか、あまり感動しなかった記憶があるのですが、いま聞くと、それなりに楽しめる内容な気がしました。

 
 クインテットのメンバーはトランペットのTom Harrell とテナーとソプラノサックスの Larry Schneider で、二人とも当時はまだ30代でした。 Larry Schneider の方は、最近はあまり名前は聞きませんが、Tom Harrell は活発に活動している印象があります。トリオのメンバーは、Marc Johnson と Joe LaBarberaですが、結局このメンバーによるピアノトリオのアルバムは、リーダーが亡くなるまで発表されませんでしたし、正式なスタジオ録音は一枚もありません。

 実はブログを書き始める前からそのアルバムを聴いていて、書き始める頃にはもう終わりの方でした。その後、配信サイトが、勝手に選んだ、音源が流れましたが、それを一旦止めて、その音源が入っている、アルバムを聴き始めました。
 そのアルバムが、またBill Evans で 「Trio64」という作品です。

 このアルバム、いま考えると、とてもユニークな布陣で、ベースが Gary Peacock 、ドラムが Paul Motian というメンバーなのですが、調べてみてびっくりしたのですが、Gary Peacock は1935年生まれですから、当時まだ29歳です。 Paul Motian が33歳、Evansが35歳なんですが、一番若い Gary Peacock が一番自由奔放な演奏をしている気がします。

 その演奏は、明らかに、Scot La Faro の影響が強いという風に聞こえるのですが、なぜか Bill Evans はあまり気に入らなかったのか、後にも先にも、Gary Peacock と Bill Evans のレコーディングは、この一枚のみなんです。 
 しかし改めて聴いてみて、29歳のGary Peacock の演奏は若くして完全に完成されている気がします。その早熟ぶりは、かなり驚異的と言って良いでしょう。

 このあたりのことは、あまり語られていない気がするのですが、彼は、このアルバムの録音の直後に、Albert Ayler Trio の 「Spiritual Unity」 に参加、、そしてほぼ同時期に、Blue Noteレーベルの Anthony Williams のリーダー作 「Spring 」 にも参加しています。どちらも前衛的な印象が強い作品で、その後のレコーディングの履歴だけを見ると、Gary Peacock は80年代近くまで、あまり目立った作品には参加していない気がします。

 「Trio64」の音質面の話を書こうと思ったのですが、もう随分文章が長くなったので、続きは明日ですかね、、(笑)。

CMS レコード主宰 細川正彦の演奏情報 
トリオHTK 10 thライヴ 
2022年 5月29日日曜日 at AZAT FANFARE 21:00~ 
那覇市 安里1-1-60 太永ビル3F https://fanfarefanfare.tumblr.com/
メンバー 細川正彦 p 高尾英樹 b 川原大輔 ds

九州ショートツアー(終了)
2022年 4月22日金曜日
熊本 おくら
細川正彦トリオ 田川遊人 b 木村良来 ds
〒860-0848 熊本県熊本市中央区南坪井町1−12 ‭096-325-9209‬

2022年 4月23日土曜日
佐賀 シネマテーク
辻 元重 gトリオ 田川遊人 b 細川正彦 p
〒840-0811 佐賀県佐賀市大財1丁目5−60 0952-28-6708

2022年 4月24日日曜日
福岡 New Combo
細川正彦トリオ 森しのぶ b 上村計一郎 ds
〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通5丁目1−22  092-712-7809

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