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サッカーは誰のものなのか?【アタマのナカ】
高田馬場にて
2024年5月26日(日)午前1時近く。
終電も無くなった高田馬場で赤い悪魔を愛するサポーターと熱い抱擁を交わした。
喉が裂けるほど、騒いだ。
現地に届くわけでもないけど、想いを込めて歌った。
普段だったら絶対にやらないブーイングも超やった。
サッカー好きじゃない人にも1から説明してこの嬉しさを共有した。
FA CUP優勝。
上記のことをするのに十分すぎる理由だった。
ファン・ハールの時以来だから、8シーズンぶり。
昨シーズン、カラバオを取ったからタイトル自体は久しぶりではないんだけど、FA CUPはやっぱり嬉しい。
「トレブル 99」でもスコールズが「少年時代は常にFA CUPのピッチを想像しながら練習してた。」と言ってた。(確か)
「マンチェスターユナイテッド」ってGoogleで検索をかけるとお祝いしてくれる。
普通に嬉しい。
FA取れたのも嬉しい。
シティに勝てたのも嬉しい。
はい。
嬉しさの文章はここまでにします。
We are the champion!#MIR[@ManUtd_MIR] pic.twitter.com/AMKm8TTHD7
— Manchester is RED (@ManUtd_MIR) May 25, 2024
冒頭にもあるように高田馬場にあるブリティッシュスポーツバー(2nd Halfというお店)で見たんですが、そこで感じたことが個人的に面白かったのでNoteに残そう。という感じです。
テーマは「サッカーは誰のものなのか?」です。
普段のサッカーの関わり方
普段はサッカー指導者として選手に関わったり、たくさんの指導者とサッカー指導について深めたり、ピッチ外からサッカーを盛り上げるイベント制作や運営をしています。
◎活動一覧
FiC
ISSUE FOOTBALL
色々やっていて、器用貧乏な感じが否めないけど、基本的には「サッカーを仕事」にして活動しています。
まだまだ至らない部分だらけで毎日絶望していますが、それなりに楽しく生きています。
現在は「サッカーを仕事」にしていますが、ここに至るまでにも様々な過程がありました。ざっくり書くと以下のような感じになります。
サッカーを始めたのは「9歳」
サッカーが好きになったのは「11歳」
サッカーを仕事にしたいと思ったのは「18歳」
サッカーを仕事にすると決断したのは「20歳」
サッカーを仕事にして活動し始めたのは「22歳」
振り返るとそれぞれのフェーズで関わり方も違えば、感じていたことも若干違います。
(見える世界が変わるので当たり前っちゃ当たり前ですが)
なぜ今この流れを話したかというと、立場の変化によって「サッカーへの認識が変化した」からです。
昔だったら「楽しい」というだけのもので “自分とサッカー” という関係だったものが、様々な環境でもサッカーが人を繋いでくれたことによって徐々に「価値のあるもの」に変化してきて、今では「みんなサッカー好きになったほうがいいんじゃね?」というある種の傲慢さを持った上でサッカーというスポーツと関わって、仕事にしています。
そして仕事にするということは影響の大小は問わず「業界を支える側に回る」ということ。
ある種の責任がこのポジションにはあるわけです。
ここの立場にいる人の行動によって長い目で見たときにサッカー界の進退が決まるとも言える。
極端にいうと利他的に動いてます。
利他的というと印象が悪いですが、それが楽しいからやっているわけです。
消費者視点のフットボール
回りに回ってきましたが、この前のFA CUP決勝のあの90分間。
あの時間、自分は普段と全く違うポジションにいた。
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元々は「普段と違う場所で見ればなんか発見あるかなぁ」ぐらいな感じでちょっとインプットに刺激を入れようくらいの感じだった。
蓋を開けてみれば全く違う。完全に楽しむ側。
冒頭に書いたけれど、
歌う。
騒ぐ。
ブーイングする。
知らない人と抱きつき合う。
一緒に行った高校時代から仲の良い男友達ともハグをした。
9年くらい一緒にいるけど、ハグなんてしたことない。笑
何も気にしてなさすぎて、もはや恥ずかしいレベルだったかもしれない。笑
トータルで見たらとても楽しい/幸せな時間でした。
毎日ハイライトみて、カメラフォルダに画像を保存してる。
iPhoneの壁紙も久しぶりに変えた。
ここまで影響を与えられるサッカーってすごいなと思いつつ、帰りの車であることを考えてました。
「この楽しさはどの自分が得たものなのだろう」
指導者としての自分?
業界を支える立場としての自分?
ピッチ外が好きな自分?
プレーするのが好きな自分?
振り返った結果、答えは「サッカーが好きな自分」でした。
消費者側の自分。
この感覚忘れてたなぁ。と。
いやサッカーはずっと好きではあったんだけど。
サッカーが好きな人ってあんまり余計なこと考えないよな。ってなった。
本能的。
そして本能で繋がる瞬間が楽しい。
賢くなったが故に原点忘れてた。
サッカー、楽しいっていう気持ちが重要だよなって。
楽しくなかったら続かないよね。
というわけでテーマに対する自分の回答はこれです。
「サッカーはみんなのものであって誰のものでもない。
ただ誰のものでもないからと言って私利私欲のためだけに使うことは許されない。
みんなと喜びを分かち合う。その為にサッカーが存在するべき。」
終わり
ということで色々書きましたが、文章書くの慣れてなくて2時間くらいかかった。文章書くのむずい。もうちょい練習する。
最近の口癖はこれでした。
「Note書きたいんだよねぇ」
Noteを書くことを目的にしてたけど、なんか発見がないと書けないです。
気づき。
フラフラ「アタマのナカ」を書いていこうと思っているので、是非面白かったらいいねや拡散のほどお願いします〜。