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映画「マイインターン」でなぜロバート・デ・ニーロは楽しく働けたのか?

定年を迎えた後、「やはりもう少し働いてみたい」「過去の経験を活かして企業に少しでも貢献したい」という思いが出てきて再就職をした!

でも現役世代とは年齢が違うし、職場で馴染んで行けるか不安、もしくは馴染めていないという方はいらっしゃるかと思います。

そんな方にぜひ見てほしい映画が「マイインターン」です。

https://wwws.warnerbros.co.jp/myintern/

主人公のロバート・デ・ニーロ演じるベンが、70歳にしてアン・ハサウェイ演じる若き女社長ジュールズが経営しているベンチャー企業に再就職するストーリーです。

ベンは定年後の人生を楽しんでいましたが、ふと物足りなさを感じていました。ある日街角で「シニアインターン募集」の張り紙を見つけます。これだ!と思い応募すると、見事合格。

アパレル系ベンチャー企業のシニアインターンとして働くことになったのです。

仕事内容は、社長付き。社長から「仕事の依頼があればメールで呼び出すから」と依頼されます。ところが、毎日出社してパソコンを開いても開いても仕事は来ません。シニアインターンはジュールズの案で募集が始まったのですが、肝心のジュールズがそのことをすっかり忘れていて、初めから仕事などなかったのです。

ということで、ここからが見どころなんです。

仕事がない!となった時あなたならどうしますか。

ベンは社内の人が困っていることを解決しだし始めました。それは仕事だけじゃなく、例えば、社内恋愛が上手くいっていない同僚のアシストをしたり、住む場所がなくなって困っている同僚を自分の家に住まわせたり・・・。

このようにして社内から人望を集めていくのです。

そして、ある日ふとジュールズの運転手がお酒を飲んでいる様子を目撃します。運転手にそれを伝えに行くと、ちょうどジュールズが来て、運転手はベンが担当することになったのです。

それから2人は濃い時間を過ごすようになり、次第にベンを信頼していくようになるストーリーです。

https://wwws.warnerbros.co.jp/myintern/

この映画からシニアの方に伝えたいことは2つ。
1つは人を観察することの大切さです。
転職先で不安になる原因の1つとして「社内の人間関係が分からない」が上位に上がって来ることが多いようです。人間関係は人を観察していれば、見えてきます。それと同時に、社内の課題も見えてくるようになります。

観察眼を磨くと、誰もが気づいているけど着手していない課題、誰も気づいていない課題が見えてきます。それを解決していくことで、社内でのポジジョンを確立していくことができます。

社内の人間関係の「潤滑油」的存在になれると仕事がしやすいですね。

もう1つはいつでもフレンドリーに、虚勢を張らないこと
ベンは70歳、ベンチャー企業の社員は20〜30代です。
世代が全く違う中で、ベンはいつでもフレンドリーに接していました。
みんなに「教えてもらうんだ」という姿勢を忘れずに、虚勢を張らずに過ごしていました。

だから、若い人も心を開いて、「これに困っている」「実はあれに困っている」といったことを聞き出せたのだと思います。

自分が過ごしやすい環境は、自分で作る」。
これを心がけていくと、いつしか職場で楽しく過ごせることができるかもしれません。

もし不安が出てきたら、この映画をみて、シニアでも職場で楽しく過ごせるのは自分次第!ということを思い出していただけるのではと思います。

https://wwws.warnerbros.co.jp/myintern/