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#6|[未来志向の片付け]高齢でも未来希望図を描くと幸せな片付けになる
溜め込み症の母の片付け問題。
前回までのお話はこちらのマガジンで。
<これまでのあらすじ>
約40年間、母の溜め込む習慣が続いたが、父の腰の手術をきっかけに、2023年春に、最低限の「父が通るところ」を目標にして挑んだ片付け。
頑固で片付けなかった母が、思いのほか、張り切って片付けてくれて、私がいなくても母自ら片付けるようになり、ビデオテープ500本を廃棄できたのです。
1.これまで以上に難関のリビング母エリアに手を付ける!
夏の暑さで実家の片づけは中断していました。
また涼しくなったらやろう!ということで、10月になって、ようやく再スタート。
今回はリビングの一角。
それはそれは高い塔のように、モノが積みあがっておりました。
廊下からリビングに入って、キッチンへ抜けるルート。
なのにモノがいっぱいで、母の座るリビングの椅子の後ろは通れません。
通る時は、椅子の前(テーブルとの間)を通るしかない。
お天気もよく、ちょうどいい心地よい空気で。
あ~こういうお天気の日に片づけだなんて、気持ちよすぎる!♡
ただし!
今回は、今までよりもちょっと難関。
というのも、今までは、明らかに古い新聞とか、兄のドラえもん、とかで、母も躊躇することなく、処分できたのですが、今回は、リビングの、母の椅子のすぐ後ろ。
まさに「母のテリトリー」!
メモとか、食品とか、ビニール袋とか、母に身近なもので、母が「取っておきたい」という想いがより強いものになります。
「ホーダー」(溜め込み症)の母には当然のこと。
なので、今までよりも、戦略が必要。
抵抗する度合いが高まりますからね。
2.作業開始!母ややる気満々?!
さて、さっそく作業開始。
なんと、母!私以上にもスタートする体制・心持ちなってるではないですか!
いつもなら椅子に座ってるのが、片付けるエリアにすでに立ち、もう、少しずつモノをいじってる!
じゃあさっそくやろうよ、って私もスイッチが入ります!
腰の悪い父は椅子に座ったままで、大きなビニール袋を持って、分別担当に。母と私で目の前にあるモノから崩して?行きます。
前述の通り、抵抗度合いが高くなるので、本人が「これはゴミ」と認識するものから捨てていこう!と提案。
本人がいいって言うなら、こちらとしては、「袋に入れて外に出す」だけなので、双方とも迷うことなく動けますしね。
で、「これは?いるの?どうするの?」と都度母に確認。
もちろん「こんなのいらんわ!捨てるのみ!」と思うけれども、そこはぐっと抑えて、でもちょっとだけ「え~これはいらないんじゃない?どうなの?」と「不要だよね」の圧もちょっと与えつつ、最終決定は母に持たせる。
今までに比べると、「これは・・・いる」「ちょっと・・・」「確認する」が増えて、母の足元には、「要確認」のモノたちがいっぱい!!
「いや、だから「後で」じゃなく今確認しないとって言ったじゃん!」と私。
後回しにすると、それが溜まって、収拾つかなくなること多々あるんですよ。
これまでの作業よりも、私もちょっとイラっとしたり、声を荒らげたりすることが多かったですね。
その分、母も不機嫌な顔になったり、不服そうな顔になったり。
後になってちょっと反省。
母を尊重・・と思うものの、その場ではついイラっとしてしまう。
それでも、結果は出しました。
廊下からリビングに入るところの通路が、広くなったんです。
いつも狭くて、幅が引き戸の1枚分もなくて、そぉ~っと入るしかなかったのが、数十センチは広くなったと思います。
いや、そもそも、入り口に本棚があるんですよ。
これは、40年前の、この家に一家で引っ越してきた時からあるもの。
そもそもここに置くのおかしいよねって、今になって思いました(笑)
母がモノを捨てない人でも、それでもゴミはたくさん出ました!
雑誌類が4束くらいと、大きなビニール袋2,3袋分。
これでまたスッキリした!✨
なんか進行方向が急遽変わって、途中から、目標だったエリアとは違うところを片付けることになったけど、それでも満足度高し!
高いところに置いてあるものも片付けたので、地震の時にも安心です。
3.未来希望図(妄想)を描こう!心を豊かにするお金の使い方をしよう!
実家には、それはそれはたくさんの「棚」があります。
片付けが下手な人のあるあるで、「モノが増えたから収納家具を買う」というのがあまりにも多く、家じゅう棚だらけなんです。
さらに、そこにしまい切れないモノで溢れかえっているのが、私の実家です。
古い棚や、百均で買ったカゴなどは、モノによっては使い続けるのはいいけれど、どれも「そうじゃない」ものばかり。
だから、何かにつけて、何度も両親に言いました。
「なんでこんなの買うのよ!!(怒)」
・・・ではなく、
「片付いた暁には、ステキな棚を買おうよ!」
と。
「今はその段階じゃないから、とりあえずこれでいいよ。でも全部片付いた時に、どんなモノを持って、どんな家具をこの部屋に置くか、イメージするといいよ」
「お金はそういうのに使うのがいいんだよ、百均の便利グッズじゃなくてね」※便利グッズを否定しているわけではないです(笑)
結局使わない便利グッズや、食べ物、「安い」ってだけの理由で買った使わないもの。
そんなものにお金を使うのは本当にもったいない!
たくさんの古い食べ物も出て来たし、なぜかプリキュアみたいなキャラクターの風呂敷とかまで出てきて。
「お父さんもお母さんもこれ趣味じゃないでしょ?趣味ならいいけどさ!」と私、力説。
そういうものにお金使うより、自分たちが心地よく使えるものを周りに置く、つまりは環境を作る、というのが大事だと思うんですよね。
どんな環境に自分を置くか。
そこに価値が生まれるから、そういうところこそ、お金を使うべき。
「安かったから」で買うのではなく。
なので、両親には、イメージしてもらいたく、こちらの絵を描いて送りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728977589-OgskShon7Raf085yQZI4EvCP.png?width=1200)
そして、このメッセージも。
「棚とかの家具は、全とっかえするとしたら?と妄想してみてね。
現実は違うかもだけど、そこは一旦気にせず、どうしたいか?を考えるんだよ。
条件関係なく、自分がどうしたいと感じているのか、を知るってことね。
お父さんとお母さんの意見が異なるのは当然だろうから、そこは話し合いだね。」
と。
今ある家具が、どうしてもイメージの妨げになってしまうんです。
なので、今使ってる家具の存在を払拭してもらって、もしこの部屋に何もないとして、好きな家具を置くとしたら?と、妄想してもらうんです♡
楽しいでしょ?^^
そして、もっとイメージしやすいように、私の提案も送りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728977582-tV8UObe1mDThr3zBksCl9FEW.png?width=1200)
今あるモノやその位置も継承しています。
その方が利便性もあるから。
でも、図の棚に収納できる量は圧倒的に今より少ないです。
両親には、
「左下の棚を、お母さんの棚にして、そこ以外は置かないようにすると、リバウンドしないと思うよ」
「この棚に入るモノの量を持つんだよ?ここに入らない量は持たない」
「お父さんの棚は、窓の近くまで置かないサイズね。窓を塞ぐと暗くなるから。あと、高さもそんなに必要ないね」※今の棚は高い
と伝えました。
※ちなみに、今回やったリビングのほんの一角だけでも、DVD・ブルーレイディスクが山ほど出てきました(笑)
湯水のごとく溢れ出てくる感じ!コレクター魂がすごい!
この棚だけで足りるのか?!(笑)
さらには
「リビングのお母さんの棚をどんなのにするのか、ネットとかで探すのが楽しいと思うよ♪」と楽しいイメージを持ってもらいます。
母はけっこう単純なところがあるので、そう言われると、楽しくなるみたい☆
今回は、いつもより早く行って夕方までやったので、みんなクタクタです。
私はいつもの、500円玉つかみ取り・・ではなく、片付けの中で出てきたお財布に「入ってる?!」←目が♡の私
とドキドキして開いたら、13,000円くらい入ってたので、その一部をお小遣いとして頂戴しました♡
せっかくの過ごしやすい季節のうちに、どんどん進めたい!
ということで、1週間後にまた行きます!