#4|あの母がビデオテープ500本超を処分する日が来た!
溜め込み症の母の片付け問題。
前回までのお話はこちら。
<これまでのあらすじ>
約40年間、母の溜め込む習慣が続いたが、父の腰の手術をきっかけに、2023年春に、最低限の「父が通るところ」を目標にして挑んだ片付け。
頑固で片付けなかった母が、思いのほか、張り切って片付けてくれて、私も手伝って、なんとか生活ができるレベルまでにはなったのでした。
さらに片付けが進み、私がいなくても自分で片付ける(自走)までに!
1.父の部屋はすっかり片付き、ラジオ体操もできるくらいの空間が!
2024年春。
私が一緒に片付けた時は、父のベッドの移動まではいかなったのだけど、その後、母を中心に片付けが進み、私が数週間ぶりに実家に行った時には、ベッドは父希望の壁側に移動している上に、部屋の半分は畳が見えていて、これはもう「ラジオ体操ができる!」ってレベルに!!
すごいじゃん!
ラジオ体操できるじゃん!
ってテンション高めに言っちゃった♡
奥の方にはまだ荷物ある感じだけど、これなら上出来!
あとは、この大きな洋服ダンス、どけたいね~。
奥行きもある、父の洋服ダンス。
扉を開けると・・・
昔の服がいくつかハンガーにかかっていました。
うーん・・・これは全部いらないのでは??
と思うほど、ふ、ふ、古い!
でもまぁ思い出かもしれないので、そこは今は手をつけないでおこう。
もっと片付いた時に検討だね。
とにもかくにも、父の過ごす空間が広くなったのは、本当によかった。
2年前の、人生お先真っ暗!な父に、励ましてあげたい!!
少し時間かかるけど、今よりずっとよくなるよ♡ と。
2.「ステキな棚を置きたいね」とステキな未来をイメージ
今度は、リビングの片づけ。
それはそれは物であふれかえっているのだけど、なんとなくスチール棚のちょこっとを片付け始めたら、止まらない。
どんどん捨てる捨てる。
これまでと同様、一応母に聞いて、分別しながら袋へ詰めていく。
母が捨てないと決めたものは取っておく。
すると、奥の方から、私の20年近く前の結婚式の写真や、私たち兄弟の母子手帳も出てきた!
貴重なものが出てきてよかったよ、ほんと。
スチール棚、もう錆が出てまして。
ウェットティッシュで拭くくらいじゃ取れない。
しかも大と中の2つもある!
今一旦どけて、でも処分しないものは、一旦戻すので、とりあえずスペースは必要。
だから、このスチール棚は一旦このまま使う。
だけどね。
錆びたスチール棚を使うのではなく、いろいろ片付いた暁には、ステキな棚を買って、この部屋をステキにしようよ♡
って言いました。
今はまだ途中なので買わないけれど、いずれは、そしてもし本当に収納が必要な状態になってきた時には、
じゃあここにどんな棚を置く?♡
って考えればいい。
どんな棚置こうかって考えるの、楽しいでしょ?♡
未来をイメージして、「こうなりたい!こうありたい!」が描ければ、あとはそこに進むエネルギーは自然と出るし、そういうエネルギーはすごく大きいから、あっという間にたどりつけるはず!
3.ビデオテープ500本以上を処分!!
玄関を片付けた日のこと。
玄関にスチール棚があり(ここにも!笑)、ロールカーテンで隠しているその中には・・・。
なんと、ビデオテープがぎっしり!!
DVDではないですよ?VHSです。
母は昔からテレビを録画するのが好きで、ビデオテープの時代はもちろん、DVD、ブルーレイ・・とツールは変わっても、ずっと集めてきていました。
(これも溜め込み症の一つかな)
だから、どれも母にとっては「宝」なんです。
※第1回のこちらの記事参照。
だから、ここで「もう観ないよね?いらなくない?」と決めつけて捨てるのはNG。
なので、ここで、
(さすがにビデオテープはもう観ないと思うので)
「どうする?
【ブルーレイ・ディスクは残してビデオテープは捨てる】でもいいし、
【全部捨てない】でもいいよ」
「どれでもいいので、どうするかは決めてね。
それによって、どう動くか、が変わってくるからさ」
と言いました。
選択肢を示して、本人に決めてもらう。
私はその決定に従って動くだけ。
すると・・・
「うーん、ビデオテープは捨てる」
って言ったのです!
(内心、私はびっくり!)
自分のコレクション(宝)を手放すんですよ!?
最初のうちは何度も「ほんとは取っておきたいんだけどね~」とブツブツ言っていたけれど、でもそう言いながらも、どんどん袋に詰めていき、ぜーーーんぶ庭へ。
数えたら、なんと500本ありました!!
袋にどんどん詰めてる途中、父が来て、私たちの様子を見てびっくり!
「え、うそでしょ。捨てるなんてそんなわけない。」と信じられないみたいで(笑)
勝手に捨てると激おこだったから、手を付けられなかったビデオテープが、こんなにもスルスルと処分されるなんて、想像もできなかった光景でしょうね。
母にとって、「ビデオテープ」はもう価値がなくなった、ということですね。
ビデオデッキも一応あるらしく(ちゃんと動くかは怪しい)、観ようと思えば観られるのかもだけど、もうDVDの時代も経て、今はブルーレイ。
母の中では、「古くて価値のないもの」になった、ということですね。
DVDとブルーレイは場所取らないし、再生機器はまだ健在?だから、まだ価値あるもの、なんでしょうね。
母にとっての価値のあるものは母にしか分からないけど、その価値の基準も、年月を経て、変化しているのですね。
4.おまけ 500円玉のつかみ取り
数回かけて通って、こんな感じでどんどん処分。
私も家庭があって夕方には帰らないといけないので(1時間くらいのところ)、毎回もっとやりたいのをガマンして、帰りましたよ。
両親はとても喜んで、毎回お小遣いくれました。
500円玉貯金のつかみ取り!!
けっこうな額になるのですよ。
そんなにいらないんだけど(家族だし)、父にとっては、何かお礼したくてしたくて仕方ないのですよ。
だからぜひぜひ、って感じで半ば強制的に(笑)
この時点で、6月末。
暑さも厳しくなってきて、本格的に暑さで片付けができなくなる前に、あと1回くらいできるかな~。
次回はこちら。
モノが捨てられない人の価値観と、ステキな空間を作れる人の違いです。
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