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なじむうつわで暮らしたい

昨今のSNSブームによりスポットライト浴びまくりのうつわ。
うつわギャルも増えて、人気作家さんのものはプレミアになりつつあります。人気作家さんの初日は開店前から長蛇の列、時に抽選、そして会場はごった返してさながらバーゲンセールのよう。

そうなってくると、”人気だから”、”レアだから”という気持ちでうつわを選びがち。だんだんわからなくなる暮らし。混迷を極めるわたしらしさの確立。

あくまでうつわって使わないと意味がない(と思っている)。観賞用ではなく、自分の手、目、暮らしになじむうつわが使っていて気分がいい。
だからこそ、自分の手と目を研ぎ澄ませて一枚を選ぼうよ、という話でいくつか記事を書いているのだけれど、何のために、ということをそこまで深くは書いてなかったな、と思った。

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家族のお誕生日。

今は家族三人で暮らしている。うつわに興味関心はないけど、なぜか新入りのうつわにすぐ気づく夫と、離乳食スタートしてすぐ伊藤環さんのお茶碗を盛大に投げ飛ばして割った現在3歳の息子の3人。

小さな子供がいてもうつわについては自分が好きなものを使っていたい、と思っている。投げ飛ばされて割れることもあるかもしれないけど、使ってこそだから、そこは継いで使うか、無理ならば気前よくおさらばすればいい。(と思ってると、それ以来、むすこはうつわを投げ飛ばさない。むしろ私か夫が不注意で割る)

想像の翼を広げてみよう

手や、目の感覚と、暮らしになじむうつわは使ってみないとわからないので、お店では手と目を集中し、想像の翼を広げまくっている。

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息子の誕生日会。ラフ。

<手>
・後片付け想定で片手で持ち上げたときに無理がないか(大皿は除く)
・食事想定で手で持った時に無理がないか

<目>
・違和感がないか
(この感覚、うまく伝えられないけど、ずっとそこにあって嫌にならないかとかそういうイメージ)

<暮らし>
・使用用途は3シーン以上思い浮かぶか
 (例えば、朝ごはんのパンにも、小菜にも、デザートにも、取り皿にもいいかも、など)
・推奨されていないけど、レンジ・食洗機はいけそうか
(食洗機は結構いけることが多い。)
・油染みするか
(したらしたで味が出るけど一応。)

自分なりのこの判断軸(ざっとだけれど)があれば、これがいいなとか見えてくる。あと、なじむ判断をしていたら、料理を作った際や、それこそ出来合いのものを購入してもなじむ。
なじむと、心の満足度が上がる。食べるがいとおしくなる。不思議。

暮らしをととのえるということ

冒頭にも書いたけれど、うつわや暮らしを愛しておうちが楽しい人生はわたしにとってしあわせ。
世のメディアも、暮らしをととのえる、だったり、丁寧に暮らす、などよく報じている。
けれど。
暮らしの整え方って人それぞれだと思っていて。
いろんな制約があるから、自分なりの自分になじむ暮らしに近づけることが、暮らしをととのえること、なのかもなぁ。

メディアは、広いおうちに調度品がある、すっきりしたお部屋が多く。ものがあったとしてもおしゃれにしまわれていたり、注文住宅、リノベでオリジナルなものを見ると次々に目が移りあこがれる。

でもハコモノを育てていくのもおもしろいし、賃貸も賃貸でおもしろい。
自分らしさのある暮らしについて考えてととのえていくのがおもしろい。

今は多少散らかっていても、食卓だけは自分のすき!にまとめられていてなじむ、が今の暮らしをととのえることだ、と思いつつ、すき!のスペースを増やしたりととのえたりおうちを育てていけたらいいなと感じています。


■日々、うつわごはんやら更新中
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