WWAの歴史



1.はじめに


この記事はWWAアドベントカレンダーの15日目の記事です。WWAの歴史について書こうと思います。

2.WWAの簡単な解説

WWAは、World Wide Adventureの略称で、インターネット上で遊べるRPGの作成ツールです。1996年に初代WWA作成ツールが作られました。主にキャラバンサークルplicyで遊べます。

3.WWAの特徴

WWAは、ゲーム画面がほぼ四角い枠組みなのが1つ目の特徴です。
(WWAのファンサイト、WWA fanSquareも四角い枠組みから来ています。そこにはWWAのdiscordもあります。)

もう一つの特徴は、敵とぶつかった場合、主人公と敵が交互に攻撃する方式か、コマンドバトルで戦う方式が主流であることです。



4.WWA黎明期

WWAは、1996年にキャラバンサークルのNAOさんがマップ作成ツールを作りました。同じくNAOさんが作った魔法の塔がルーツとなっています。1996年当初、このツールは有料でしたが無料化されました。なお、最古のユーザーマップは青学漫研ワールドです。

5.WWAの盛り上がり(2000年代)

相互リンクや掲示板、web拍手など、ホームページでの交流が盛んであった頃。ジオシティーズやインフォシークの無料ホームページサイトにオリジナルのWWAも2次創作のWWAも大量に投稿されてました。2000年代のWWA集のリンクのうち、ひろちょびさんは今も活動されてます。他にも現在は名作倉庫入りした作品も。

6.WWAの衰退(2010年代)


2010年のinfoseekのホームページサービスの終了、さらに2014年からのJavaのセキュリティレベルの引き上げ、twitter(現X)などのSNSの登場によりWWAは衰退の道を辿っていきます…。

7.WWAWingとplicy


2015年、NAOさんのWWAをまつゆきさん達によって改良したのがWWAWingです。WWAWingでは、パソコンはもちろんスマホでもタブレットでも遊べるようになりました。
plicy自体は2003年から開始していたようですが、plicyでは自分のサイトを
持たなくてもWWAWingが投稿できるとあって、最近はplicyへの投稿
主流になってます。
なお、plicyからはニンテンドースイッチ向けにWWAcollectionと、WWAcollection2が発売されてます。様々な作者さんが参加されてますよ。(私は参加しておりませんが)

8.不安定版の登場と現在


そして、WWAWingの不安定版ではWWAScriptという構文とピクチャ機能が使えるようになり、2023年にはホームページはもちろんplicyでも多彩なジャンルのWWAが作れるようになりました。

主人公と敵交互に攻撃するWWAはもちろん、クリティカルが出る戦闘や、作るのが大変だったコマンドバトルが変数で楽に作れるようになり、さらにダンジョンやストーリーものからかけ離れたWWAを作れるようになりました。凄いですね。WWAコンテスト2024の作品も是非プレイしてみて下さいね。昔からWWAを遊んでいる人からは、え、これWWAなの!?という作品もありますから。

9.もっとWWAの歴史を知りたい方へ

WWAの歴史についてもっと知りたい方は、WWAの薄い本が売られていますよ。興味ある方は是非手に取ってください。

10.終わりに

Aokashiさん監修については本当にありがとうございました。明日の担当は素材でお世話になっています、かわせみさんです。よろしくお願いいたします!

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