SixTONESに学ぶ令和のファンベースマーケティング Vol.5
SixTONESから学ぶファンベースマーケティング。
前回の更新から1年とちょっと経ちまして、今も沼の周辺におります。
最近はどうやら「ボーイズグループ」ブームが来ているようで、
次々にオーディションが開催され、アイドル界の流行り廃りは加速中。
しかしBTSに激ハマりした友人の熱弁や、BEFIRST沼に足を踏み入れた先輩の熱いプレゼンを聞いても、やはりSixTONES沼から完全には抜けられない...
今回は、
"ジャニーズ"である事の優位性
をファンベースマーケティングの視点で考察します。
彼らがジャニーズ事務所に所属していることの強みは、
【無二の存在になる】
・忘れられない体験や感動を作る
・コアファンと共創する
引用元:ファンベースマーケティングhttps://www.fanbasecompany.com/about/index.html
点において大いに発揮されます。
忘れられない体験や感動を作る
徹底してエンターテイナーであること。
発言の節々からジャニーさんが「エンターテインメント」を
教え込んでいたことがわかりますし、
子どもの頃からたくさんの舞台やメディアに出てきた彼らは
それが身に染みついています。
表に出るときはカッコつけることを恥ずかしがらずにやり切る。
シャイなジェシーも、舞台や撮影でスイッチが入れば
恥や謙遜が見えて冷めてしまうようなスキを与えません。
自分たちの作品に自信を持っている事をはっきり発言する。
田中樹はラジオで新曲やメンバーの出る作品を紹介するときには、
必ず最高の作品であると自身の言葉で絶賛をしています。
またライブDVD「TrackONE -IMPACT」で「ファンサ」を初めて見ましたが、一人一人うちわを指差してお願いを聞いてあげる、目を合わせて手を振る、と丁寧なおもてなしに驚きました。
こういったジャニーズで育ってきた彼らのスタンスや、特有の文化が
ファンに忘れられない体験をもたらします。
コアファンと共創する
Jr時代・デビュー前からの「超コアファン」が存在するということもジャニーズならでは。
Jr時代に出演したコンサートのレビューがブログになっていたり、
過去に出演したドラマや雑誌のインタビューがまとめ動画でシェアされていたり(著作権的にはNGですが...)。
新参者でも、そういった情報を集めればあっという間に
「コアファン」になることができます。
SixTONESは、そうして増え続ける「コアファン」をうまく刺激するアプローチにも長けています。
アルバムのメイン曲のMVで昔のドラマを思い起こさせる並び順にしたり、
シングルのテーマカラーをメンバーカラーと連動させたり。
ファンにしかわからない要素を盛り込むことで、楽しみを作っていきます。
極め付けは、定期的に本人たちが口にする"Team SixTONES"という言葉。
ジャニーズ事務所や、音楽レーベルのSONY、ラジオスタッフのひえおじ、そしてSixTONES自身とファンを全てひっくるめて「俺たちTeam SixTONES」と呼ぶことで、ファンにも自分がSixTONESに関わっている・共創していくという意識が生まれます。
SixTONESをファンベースマーケティングの視点で見ると、SNSや動画をフル活用し、各タッチポイントで最適なコンテンツを提供することで、にわかファンを沼に引き込む”令和式”の成功例ということがわかりました。
そして何よりもプロダクトが誠実で、個性的で、未来があること。
それがなければ、いくら上手にマーケティングしてもファンをつなぎ止められません。
ここでの学びは、どんなサービスや商品にも活かすことができそうです。
1年越しのSixTONES語りはこれでおしまい、
引き続きWebマーケティングを身近な話題に絡めて掘り下げていきたいと思います!