流されたくないけど、流れにものりたい

アイデンティティとは

30代半ばの会社。都内に勤め、ある程度自己主張のする強気で頑固な性格。結婚は30過ぎてからで、子なし夫婦生活というのが、今の私。
たぶん、わりと一般的。休日は好きなところに行き、好きなものを買い、家族にも感謝して過ごせるし、別に満足してない訳じゃない。
だけど、『何か変化をしなければ』、『何か動き出さなければ』『何か、自分というものを持たなければ』と考えてしまう。自分は何かあるのか、自分ってなんだろう。と。

ただただ自分の好きなことばかりして夢中で楽しめた能天気な私の20代とは違い、30代は気になることや考えることが更に増えた気がする。
周りの友人や、世間一般の意見や親の声、頭に入る情報量も格段に増えた。別に全てが羨ましく感じることもなければ、疎ましく不快に思合わせる訳じゃないけど、多少気になるし、意識もする。
でも、そんなことに気を取られ、『私もそれやりたかったし・・・』『そんなことわかってるけど、時間もないし。』『別に、私だっていま幸せだし。』なんて少し負け惜しみみたいな気持ちを持ってしまったときには、そんな自分に少しだけ、残念な気持ちになる。

そんなことを思う度に、自分は何がしたくて、今を生きているのか。自分にとっての大切なものは何か、何を守りたいのか、なんて考える。
過去に悩んで、結果どうも進まず後悔する事もあり、考えることで答えが出てくる程自分は長けてない！なんて考えから、元々悩み続けることが得策ではない事知った。悩んだり、行き詰ったときは、課題に対してまず、解決策を試すことがクセになっている。これは良かったと思う。
だからこそ、好きじゃない自分を感じたときは、どう脱して、好きな自分でいられるかを探す。

ノイズではなく、BGM程度に

時間には限りがあるし、時間の使い方や物事の優先順位も違う。できることも、好きなことも、得意なことも違う。それぞれ、大切なことが違くて、過ごし方、考え方も違う。
だから、周りの意見はそれぞれの大切な優先順位を基に作られたことだから、全て鵜呑みにせず、参考にしようと。
参考にした結果、いいね！って思ったら活用したりするし、自分の考えに取り入れていく。そうやって、自分らしさって作られる気がする。
周りの声は、いわば、気分を盛り上げるためのBGM。自分を勇気づけたり、励ましたり、好きなものを気づかせてくれたり。

アイデンティティとは何か、を考えたわけじゃないけど、気楽に、好きな自分でいるのが私らしさかなと、思う。
流されたくない、そんな風に意地になっているかなと思いつつ、周りの意見も参考になるし、流れを感じる程度に周りの声も聞いて居たい。そんなわがままかななんて思うのもアリかななんて思う、今日この頃。

さ、好きな仕事でもしようかな。